■ここからは地政学リスクが高まる展開に!?
10月18日(水)から、中国共産党大会が始まります。
このタイミングで、北朝鮮によるミサイル発射などの地政学リスクが高まります。
また、11月5日(日)~7日(火)にトランプ大統領が訪日することが決まったため、そのタイミングも地政学リスクが高まります。
米ドル/円は10月22日(日)の衆院選の結果によっては上昇する可能性もありますが、すでに与党優勢との報道が流れていることから、上昇が続くのは難しいのではないでしょうか。
どちらかというと、地政学リスクが高まり続けること、投機筋のポジションが円売りに偏っていることから、米ドル/円の上値は重いと考えています。
今週(10月16日~)に関しては、110.80円~112.80円のレンジ推移ではないかと考えています。
週明け(10月23日)に関しては衆院選次第となりますが、上昇したとしても、上値は114円で抑えられるのではないかと考えています。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
■ユーロ/米ドルは上がりづらく、下がりにくい
ユーロ/米ドルは前回のコラムで1.1650ドル~1.1850ドルのもみ合いをイメージしていましたが、ユーロ/円がもみ合いを一時的に上に抜けたことに連れて、ユーロ/米ドルも1.1879ドルまで上がりました。
【参考記事】
●市場は次のテーマ待ち。でも、米ドル/円が中長期的に上昇すると考える理由とは?(10月10日、バカラ村)
ユーロのIMMにおける投機筋のポジションを見ると、米ドルに対して9.8万枚の買い越しと偏っています。

(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
過去の推移からは、まだユーロ買いの余力はあるものの、新しい材料が出ないと買い上げていくのは難しいのではないかと考えています。
ただ、10月26日(木)のECB(欧州中央銀行)理事会でテーパリング(※)に関する議論が開始される予定のため、ユーロが底堅くなること、さらに、米ドル/円の変化日だった10月6日(金)に、ユーロ/米ドルは1.1669ドルを直近安値に上昇してきていることから、下がるにしても何か材料がないと下がりにくいように思います。
(※編集部注:「テーパリング」とは、量的緩和政策により、進められてきた資産買い取りを徐々に減少し、最終的に購入額をゼロにしていこうとすること)
【参考記事】
●米ドル/円にはまだ下値トライの可能性あり。英ポンド/円チャートに出た上昇サインとは?(9月12日、バカラ村)
ユーロ/米ドルは、今週(10月16日~)もまだ動きを期待しづらく、1.1680ドル~1.1880ドルのレンジ内で推移するのではないかと考えています、

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足)
【注目情報】
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