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雇用統計前の投資戦略はこうして立てる
直前までの「流れ」の方向を見極めよ!

「投資シナリオを立てよ」とは、FXの鉄則のひとつとして言われているが、実際どうすればいいかわからないという投資家も多いのではないだろうか。ここでは、『一番売れてる月刊マネー誌ダイヤモンドZAiが作った「FX入門」』の著者で、FXトレーダーに欠かせない情報を「羊飼いのFXブログ」で発信しているカリスマトレーダー、羊飼い氏に、雇用統計トレードのための相場観構築と投資戦略を決めるまでの考え方を聞いた。

3月9日の雇用統計トレードの投資シナリオ

 行き当たりばったりのトレードを繰り返していては、勝ち続けることは不可能だ。方法には差はあっても、勝ち続けているトレーダーはなんらかの形で事前に投資シナリオを描き、それに従って取引しているものだ。

 どの水準で、どの方向にエントリーし、利益確定や損切りのポイントをどこに置くか。これらの要素を決めるには、まず現状のマーケットの流れを把握する必要がある。その上で、直近の高値や安値などを参考に、エントリーや決済のポイントを決めるのが羊飼いのやり方だ。

 ここでは、3月9日の雇用統計発表の日に、羊飼いがどのように相場観を構築し、投資シナリオを立てていったかを振り返ってみよう。

 まずは、相場の大きな流れを確認することから始まる。米ドル円には年初からドル売りの流れが続いていた。時折出てくるドル高材料にその都度反応はしてきたものの、どれも短期的な上昇に終わっており、ドル売りの大きなトレンドを覆すほどの材料にはなっていなかった。

 3月に入ってからも急激に円高に向かう局面があった。それでも、米ドル円は105円台前半で跳ね返され、105円ちょうどの壁は割っていない。円高ドル安の流れは根底にはあるものの、105円という節目を割るにはエネルギー不足&材料不足という状態が続いていた。

 羊飼いは普段から、毎週新しい相場が始まると考えて市場に向き合っている。この週の米ドル円は上限が106円台半ば、下限が105円台前半のレンジ相場が続いており、雇用統計発表までは大きなイベントもなかった。その週は、上限近辺まで来たらショートするという戻り売り戦略を立て、トレードを続けていた。

 このような状況のまま雇用統計を迎えるのであれば、発表時の戦略はシンプルだ。仮に雇用統計が良い結果で一時的にドル高になったとしても、最終的にはドル売り相場に戻る可能性が高いので、上昇が止まって下がり始めたらショートすればいい。

 逆に雇用統計が悪い結果であれば、ひたすら戻り売りを繰り返せばいいだけだ。

 ところが、雇用統計当日の9日になって、相場は急変した。トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩委員長の会談要請を受け入れたとのニュースが伝えられたのだ。

 

>>次ページ:米朝会談のニュースを受け、トレード戦略を変更

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