■ポンドは上昇しやすいけれど、円やユーロに対しては売り目線
英国では、Brexit(英国のEU離脱)の交渉が進んでおり、離脱の清算金の額で英国とEU(欧州連合)が大筋合意しました。アイルランドの国境問題も進展してきており、これを受けて、英ポンド/米ドルは1.3548ドルまで上昇しました。

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これまでBrexit懸念で英ポンドは売られていたこともあり、離脱交渉が進むと英ポンドにとってはポジティブに受け取られて、上昇しやすい状況となっています。
【参考記事】
●Brexitの清算金大筋合意で進展に期待! 英ポンド上昇で重要な節目突破なるか?(11月30日、西原宏一)
ただ、英ポンド/円は147~153円のレンジ上限まで上がってきており、ユーロ/英ポンドも、0.8750~0.9030ポンドのレンジ下限まで下がってきています。
英ポンド/円とユーロ/英ポンドは、テクニカル的には目先の英ポンド高の上限と考えられる位置まで推移してきていることから、今度は、レンジの反対側へ推移するのではないかと考えています。

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■加ドル/円の売りポジションは手仕舞い
先週(11月27日~)は、加ドル/円の売りを保有しており、建値にストップロスの買い注文を移動していましたが、12月1日(金)に発表されたカナダの失業率が、予想6.2%のところ、5.9%とかなり良かったことから、加ドル/円は上昇しました。
テクニカル的に、11月28日(火)~30日の3日間で形成した86.70~87.20円のレンジを上に抜け、しっかりとした陽線も出たため、ストップロスの買い注文まで届くと判断し、含み益がある間に手仕舞いしました。
【参考記事】
●ドル/円は上昇より下落と考える理由は? 過熱感のない加ドル/円は売りを継続(11月28日、バカラ村)

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■今週は米ドル/円の戻り売りとユーロ/英ポンドの買い戦略で
今週(12月4日~)は、8日(金)に米雇用統計の発表があります。
来週(12月11日~)のFOMCでは利上げがほぼ確実のため、今回の雇用統計はあまり材料視されないと思います。
平均時給の数値が高くなっているようであれば、来年(2018年)以降の利上げ回数に影響が出るため、それには反応すると思いますが、大きな動きは期待できないのではないかと考えています。
今週(12月4日~)も、米ドル/円は戻り売りで考えていますが、ユーロ/英ポンドがレンジ下限にいることから、こちらの買いも、良いのではないかと考えています。
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