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FOMC後は、取り立てて米ドル/円を買う
理由がない! 膠着状態はいつまで続く?

2017年12月20日(水)東京時間 16:50

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■レジスタンスラインを上抜けしたもののボックス上限に…

 レジスタンス・ライン「赤の破線」を表示した。

米ドル/円 日足(再掲載、クリックで拡大)
 米ドル/円 日足

(出所:ヒロセ通商

 このレジスタンス・ライン「赤の破線」も、実際の相場に合わせて、その傾きを緩やかに修正している。

 米ドル/円は、このレジスタンス・ライン「赤の破線」とサポート・ライン「ピンクの破線」で、「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成中、と考える。

 この「三角保ち合い(ウェッジ)」をブレイクした方向について行くことが、セオリーと考える。

 米ドル/円は、ボックス相場「緑の破線」を維持しており、長きにわたり膠着した状態が続いている、と考える。

 この膠着状態は、上述の「三角保ち合い(ウェッジ)」をブレイクすることで終わるのだろう、と考えている。

 換言すれば、上述の「三角保ち合い(ウェッジ)」をブレイクするまで、まだ続く、ということだ。

■4時間足ではボックス相場を作りながら上下

 次に、4時間足チャートをご覧いただきたい。短期のチャートを見ると、米ドル/円は、ボックス相場「ピンクの破線」を形成した、と考える。

米ドル/円 4時間足(クリックで拡大)
米ドル/円 4時間足

(出所:ヒロセ通商

ボックス相場「ピンクの破線」の上限は113円台ミドル程度、下限は111.50円近辺、と考える。

 10月22日(日)の衆院選の結果を受けて、ボックス相場「ピンクの破線」を上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考える。

 この「買いシグナル」を発した後の米ドル/円は、ボックス相場「紫の破線」を形成した、と考える。ボックス相場「紫の破線」の上限は114円台ミドル程度、下限は113.00円近辺、と考える。

 ボックス相場「紫の破線」の内側(インサイド)で、短期のサポート・ライン(1)「青の破線(細線)」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 そして、ボックス相場「紫の破線」の下限(113.00円近辺)を下に抜けて、「売りシグナル」を発した、と考える。

 米ドル/円は、安値を更新する際には、「売りシグナル」を発し、111.00円割れ(110円台後半)にまで下落した。

 しかし、米税制改正法案が成立する可能性が高まったことを材料に、111.00円近辺からは、反発(上昇)に転じている。

 短期のレジスタンス・ライン「緑の破線(細線)」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 米ドル/円は、この「買いシグナル」に従い上昇した。

 この時点での米ドル/円は、ボックス相場「赤の破線」を形成した、と考える。

米ドル/円 4時間足(クリックで拡大)
米ドル/円 4時間足

(出所:ヒロセ通商

ボックス相場「赤の破線」の上限は113.00円近辺、下限は111.00円近辺(ないしは、110円台後半)、と考える。

 このボックス相場「赤の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 113円台前半(=131.10円)の高値を更新する際に、ストップ・ロス(損切り)を巻き込み上昇した、と考える。113円台後半程度に上昇したが、反転した。

現在の米ドル/円は、ボックス相場「茶色の破線」を形成中、と考える。

米ドル/円 4時間足(クリックで拡大)
米ドル/円 4時間足

(出所:ヒロセ通商

ボックス相場「茶色の破線」の上限は113円台後半(113.70-80円近辺)、下限は111円台ミドル程度、と考える。

 現在の米ドル/円は、短期のサポート・ライン(2)「青の破線(細線)」に従っている、と考える。

 ただし、この短期のサポート・ライン(2)「青の破線(細線)」を割り込む場合は、ストップ・ロス(損切り)を巻き込み下落する可能性がある、と考える。

■12月FOMC後の市場は取り立てて米ドル‣円買いの材料なし

 12月12日(火)・13日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、ドルの政策金利を0.25%引き上げることが、確実視されていた。

 FOMC直前のマーケットは、米ドル金利の0.25%引き上げを、ほぼ織り込んだ状態だった、と考える。

 そして、12月13日(水)に、事前の予想どおりに、政策金利の0.25%利上げが発表された。

 マーケットは、典型的な「織り込み済み」の反応を示し、「米ドル売り・円買い」に動いた。

 今回のFOMC後のマーケットでは、取り立てて「米ドル買い・円売り」の材料がない、と考える。

 米ドル金利は、引き続き引き上げの方向だが、次回の利上げの時期は、当面のところずいぶんと先になる、と考える。

 FOMC後の米ドル/円が下落した理由は、「積極的に米ドルを買う材料がない」ということだった、と考える。

 今週末の日曜日(12月24日)にクリスマス・イブを控えて、積極的な売買は行われていない、と考える。

(2017年12月20日東京時間12:50記述)

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松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

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