あけましておめでとうございます。
ザイFX!編集長の井口稔です。
いつもザイFX!をご愛読いただき、ありがとうございます。2018年もザイFX!をよろしくお願いいたします。

■2017年は小動きに終わった米ドル/円相場。2018年は?
2016年11月の米大統領選以降に巻き起こったトランプ相場で米ドル/円は急上昇。それを受けて始まった2017年でしたが、米ドル/円についてはトランプ相場は続かず、行ったり来たりのレンジ相場になりました。年間の値幅は11.28円と狭いものに。
【参考記事】
●ザイFX!で2017年を振り返ろう!(1) 為替相場よ、トランプ・ラリーは何処へ?

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 週足)
FX専業トレーダーのバカラ村さんは米ドル/円がこのような小動きとなった翌年は平均的な変動率ぐらいには動く傾向があると書いていますが、2018年の米ドル/円相場はどうなるのでしょうか?
【参考記事】
●“小動きの翌年の法則”を考えると2018年の米ドル/円は16%変動! 101円まで下落か!?(バカラ村)
また、松田哲さんは2018年1年間の米ドル/円相場が活況になることを期待しつつも、2018年年初の相場からボラティリティが高まることはなさそう、との見解です。
【参考記事】
●米ドル/円は2018年も引き続き難しい相場になる? ユーロはECB政策に最大限注意を!(松田哲)
■2017年は仏大統領選後に急上昇したユーロ。2018年は?
2017年の米国株は好調、日本株も後半はかなり上昇し、日経平均の3万円予想も出てきた昨今ですが、その一方、2017年の為替相場は米ドル/円に限らず、全体的にそれほど動かなかった印象があります。
そんな中、主要通貨でよく動いたのはユーロ。2017年4月の仏大統領選を契機に8~9月ぐらいまで、ユーロは急上昇しました。
【参考記事】
●ザイFX!で2017年を振り返ろう!(2) 英離脱交渉難航!? ECBがテーパリングへ!

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 週足)

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 週足)
西原宏一さんは2018年初頭の注目通貨ペアとしてユーロ/円を挙げており、好調な欧州経済を背景に堅調な推移を予想しています。
【参考記事】
●2018年初頭に注目したいのはユーロ/円! 米中間選挙に向けて米ドル/円は105円へ(西原宏一)
■20倍以上に爆上げしたビットコイン、2018年はどうなる?
全体的にそれほど動かなかった印象の為替相場に対し、2017年、メチャクチャ動きまくったのが冒頭にもチャートを掲げたビットコイン。
以下はビットコイン/円の週足チャートですが、2017年の年初と比べると、一時は20倍以上もの爆上げです。その後は半端ない乱高下を繰り返していますが、ビットコイン、さらにはその他の仮想通貨はもう天井なのでしょうか? それとも、もっと上昇していくのでしょうか?

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ビットコイン/円 週足)
ビットコインをはじめとした仮想通貨について、2017年の動きは以下の記事にまとめてあります。ぜひ、こちらをご覧ください。
【参考記事】
●ザイFX!で2017年を振り返ろう!(6) 暴君ビットコイン、天を衝く上昇相場を演出!
仮想通貨業界はまだ若く、未成熟な部分もあります。仮想通貨については、相場がどうなるかだけでなく、仮想通貨業者のスペック競争など業界動向からも目が離せません。
ザイFX!では2017年9月に「やさしいビットコイン・仮想通貨研究所」というコーナーをスタートさせ、仮想通貨関連の情報をお届けしてきましたが、2018年はさらに仮想通貨コンテンツを充実していきたいと考えていますので、乞うご期待。
2017年にスタートさせた新コーナーの情報など、2017年のザイFX!の動きについては、以下の記事にまとめましたので、こちらもご参考に。
【参考記事】
●ザイFX!で2017年を振り返ろう!(5) バカラ村さんのメルマガとコラムが新登場!
■「店頭FX会社だけ規制」に変化した新レバレッジ規制問題
2017年後半に降って湧いたように報道されたのが「FXのレバレッジが10倍に引き下げられるかも」という新レバレッジ規制の問題です。FXトレーダーの関心を集めているこの話は、その後、店頭FX会社だけが規制されるという方向へ報道される内容が変化していきました。
この件について、金融庁は有識者検討会の設置を2017年12月に発表しており、今後は有識者と呼ばれる人たちによって、本件が検討されることになっています。
【参考記事】
●FXのレバレッジが25倍→10倍へ引き下げ!? 日経報道は真実? 個人投資家への影響は?
●FXのレバレッジが10倍に引き下げられたら影響を受けるトレーダーはどれくらいいる?
●レバレッジ規制の対象は店頭FXのみ? レバレッジ規制に関するアンケートに回答を
「当初は新レバレッジ規制とされていたが、いつの間にか店頭FX会社だけ規制に変化していた問題」は2018年もFX業界における超注目の話題であることに変わりはないでしょう。
そのほか、2017年のFX業界ではトルコリラ/円のスペック競争が再燃したことも大きめの話題の1つでした。
これらのことを中心に、2017年のFX業界の動きは以下の2本の記事にまとめていますので、ぜひ、ご覧ください。
【参考記事】
●ザイFX!で2017年を振り返ろう!(3) トルコリラ/円スペック競争が激アツ!
●ザイFX!で2017年を振り返ろう!(4) 店頭FXだけ? 新レバレッジ規制の怪!
■キャンペーンを活用しながら口座開設してトレードの準備を
年末年始はFXの取引時間が変則的になる部分があります。それについては、以下の記事でご確認ください。
【参考記事】
●2017年末~2018年始めのFX取引時間は? 国内系と外資系で大きな違いがあることも!?
そして、新年に入って、新たにFXをやってみたいという方はぜひ、以下のFX会社比較コンテンツをご活用ください。さまざまな角度から各FX口座のスペックが比較できます(掲載口座数:48口座、2018年1月1日現在)。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!
その際は高額キャッシュバックなどを含む口座開設キャンペーンをぜひ、ご活用ください。「3000円+6000円がもらえるキャンペーン」、「4000円+5000円+2000円がもらえるキャンペーン」など、いろいろあります。ザイFX!だけの限定タイアップキャンペーンも多数実施中です。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:キャンペーンで比べる
2018年もさらに注目が高まりそうな仮想通貨の取引所比較はこちらをどうぞ。
【参考コンテンツ】
●ビットコイン・仮想通貨の取引所/販売所を比較。取引コストが安いのはどこ?
仮想通貨のFX(仮想通貨のレバレッジ取引)などを比較したコンテンツも用意しています。
【参考コンテンツ】
●「ビットコイン・仮想通貨のFX」ができる取引所を比較。上昇も下落も収益チャンスに
●「ビットコイン・仮想通貨の先物&信用」ができる取引所を比較。対応業者はどこ?
また、メタトレーダー4(MT4)口座比較、システムトレード(シストレ、自動売買)口座比較、バイナリーオプション口座比較、CFD口座比較、iPhoneアプリ比較など、ザイFX!には特定のジャンルに特化してスペックを比較したコンテンツもあります。ご自身の興味のあるジャンルの比較コンテンツをのぞいてみてください。
【参考コンテンツ】
●メタトレーダー(MT4)が使えるFX会社徹底比較!
●システムトレード(シストレ)口座を徹底比較!
●人気のバイナリーオプションを徹底比較!最短1分前まで購入できる商品も登場!
●NYダウや金にも直接投資できるCFD取引会社を徹底比較!
●[iPhoneアプリ&iPhone向けブラウザ]FX会社のiPhone対応を徹底比較!
最後に2018年のみなさまのトレードが実り多いものとなりますことを祈念いたします。
(ザイFX!編集長・井口稔)
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