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ユーロ/米ドルはまだまだ上昇!?ターゲットは
短期的には1.265ドル、ゆくゆくは1.31ドル台!?

2018年01月17日(水)18:31公開 [2018年01月17日(水)18:31更新]

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■有効かどうかは不確実だが、直近は「売りシグナル」点灯

 月足チャートに、1.04ドル台ミドルの水平線「ピンクの破線」を表示した。

ユーロ/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)
ユーロ/米ドル 月足

(出所:ヒロセ通商

 2016年12月中旬の値動きで、従来の最安値である1.04ドル台ミドル(1.0460-65ドル水準)を下に抜けた。

最安値の更新で、「売りシグナル」を発した、と考える。

 最安値を更新して、1.03ドル台ミドル(1.0350ドル)も割り込んだが、その後、大きく反発上昇しているので、この「売りシグナル」は、フェイル(失敗)と考える。

 1.0350ドル割れの安値から反発(上昇)して、一番右のレジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 1.17ドル台の高値を上に抜けるまでは、この一番右のレジスタンス・ライン「緑の破線」の傾きを緩やかにして、下落トレンドが持続している、と考えることも可能だったが、昨年(2017年)の7月下旬の値動きで、1.17ドル台の高値を更新した。

 それで、レジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けた時点で、「買いシグナル」を発したことを確認した、と考える。

 1.17ドル台の高値を更新したので、トレンド転換を考える必要がある、と考えた。

 1.17ドル台の高値を更新した時点で(つまり、2017年7月下旬の時点で)、この上には、1.18ドル台ミドル、1.2000ドルと、チャート・ポイント(重要な節目)があった。

上昇トレンドに転換したのならば、それらを意識する必要がある。

 2017年8月上旬(8月2日)に、1.18ドル台ミドルを上に抜けたので、「紫の水平線」を上にブレイクした。

 「買いシグナル」を発した、と考える。

 2017年8月末(8月29日)の値動きで、次のチャート・ポイントだった1.2000ドルを上に抜けた。

ユーロ/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)
ユーロ/米ドル 月足

(出所:ヒロセ通商

 この月足チャートには表示していないが、1.2000ドルを上に抜けた時点で、「買いシグナル」を発した、と考える。

 この時点でのユーロ/米ドルは、1.20ドル台後半の高値を付けた。

 しかし、この時点では、1.2100ドルには届かずに、下落に転じている。

 ユーロ/米ドルは、1.20ドル台後半の高値から、1.15ドル台ミドルに下落した。

 この下落は、大きく上昇した後の調整下落と考える。

 ユーロ/米ドルは、1.15ドル台ミドルから、再び上昇に転じ、1.2100ドルを上にブレイクして、1.23ドル台に急騰した。

 この月足チャートには表示していないが、1.2100ドルを上にブレイクした時点で、「買いシグナル」を発した、と考える。

■ヘッド&ショルダー完成も、ターゲットを達成できず

 次に、もう1つ別のラインを描いた月足チャートをご覧いただきたい。

 ユーロ/米ドルの中長期のチャートの形状から、「ヘッド&ショルダー(※)」を考えていた。

(※編集部注:「ヘッド&ショルダー」はチャートのパターンの1つで、天井を示す典型的な形とされている。典型的なものは3つの山がある形で、これを人の頭と両肩に見立てて「ヘッド&ショルダー」と呼び、仏像が3体並んでいるように見えるため「三尊」と呼ぶこともある)

 

ユーロ/米ドル 月足(クリックで拡大)
ユーロ/米ドル 月足

(出所:ヒロセ通商

 当初は、3つの山で「ヘッド&ショルダー」を想定したのだが、3つの山では「ヘッド&ショルダー」を完成せずに、1.20ドル台から1.4000ドル近辺まで上昇した。

 しかし、1.4000ドル近辺から反転下落し、4つ目の山を作った、と考える。

 そして、1.2000ドル近辺(正確には、1.18ドル台ミドル)のネック・ラインを下に抜けて、4つの山の「ヘッド&ショルダー」を完成した、と考える。

 ネック・ライン(1.18台ミドルの水平線)「紫の破線」を割り込んだ時点で、
「ヘッド&ショルダー」を完成させて、「売りシグナル」を発した、と考える。

 「ヘッド&ショルダー」の形状を「ピンクの破線」で表示している。

この「ヘッド&ショルダー」に着目して、その値幅が最大になる場合のターゲットを「茶色の破線(両端矢印)」で示している。

 その場合のターゲットは、この月足チャートを見てのとおりに、0.8000ドル近辺になる。

 一番右の低い山に注目すると、その値幅は約2000ポイントだ。

 今回の安値は、1.0350ドル近辺だから、ネック・ライン(=1.18台ミドル)から、2000ポイント下のターゲットを達成できなかった、と考える。最小限のターゲットも達成しなかった、と考える。

 ユーロ/米ドルは、「ヘッド&ショルダー」を完成したが、2017年7月下旬に1.17ドル台の高値を上に抜けたことで、上述の「ヘッド&ショルダー」によるユーロ/米ドルの下落局面が終了した、と考える。

 2017年8月末(8月29日)に、1.2000ドルを上に抜けたことで、上述を確認できた、と考える。

 続いて、週足チャートをご覧いただき…

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松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

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