ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト
バックナンバー

ユーロ/米ドルはまだまだ上昇!?ターゲットは
短期的には1.265ドル、ゆくゆくは1.31ドル台!?

2018年01月17日(水)東京時間 18:31

【ヒロセ通商】ザイFX!限定 最大11000円キャッシュバック実施中!

■2017年9月のECB理事会を受けて高値更新後、調整の急落

 2017年9月7日(木)のECB(欧州中央銀行)理事会では、事前予想どおりに、ユーロの政策金利の据え置きが発表された。

 ドラギECB総裁の記者会見では、金融政策の変更を、2017年10月のECB理事会で発表する旨の発言があった。

 つまり、この時点(2017年9月7日)での、マーケット(市場参加者)の解釈は、「10月にテーパリング(量的緩和策の縮小)の方法を発表する」ということだ。

 この発言で、ユーロ/米ドルは、再び1.20ドル台に乗せた。ECB理事会の翌日(9月8日)には、高値を更新して、1.20ドル台後半を付けている。

ユーロ/米ドル 日足(再掲載、クリックで拡大)
ユーロ/米ドル 日足

(出所:ヒロセ通商

 1.20ドル台後半の高値を更新してからのユーロ/米ドルは、また、調整(下落)局面を迎えた、と考える。

 昨年(2017年)9月20日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、米国が2017年末にもう一度利上げをすることがほぼ確実になった。

 上述を材料に、「ユーロ売り・米ドル買い」が出て、また、急落した、と考える。

 1.20ドル台後半の高値から、ユーロ/米ドルは、調整局面を迎え下落して、1.15ドル台ミドルの安値を付けた、と考える。

 この時点での、ユーロ/米ドルは、サポート・ライン(1)「ピンクの破線(細線)」に従っていた、と考える。

■短期的には1.265ドル近辺がターゲットに

 しかし、1.15ドル台ミドルの安値から反発(上昇)しているので、サポート・ライン(2)「ピンクの破線」を表示した。

 ユーロ/米ドルは、ボックス相場「紫の破線」を形成した、と考える。

ユーロ/米ドル 日足(クリックで拡大)
ユーロ/米ドル 日足

(出所:ヒロセ通商

ボックス相場「紫の破線」の上限は1.2100ドル近辺、下限は1.1550ドル近辺、と考える。

 直近の値動きで、ボックス相場「紫の破線」の上限(1.2100ドル近辺)を上にブレイクして、新たな「買いシグナル」を発した、と考える。

 短期的に考察するならば、ボックス相場「紫の破線」の値幅が約550ポイントなので、この新たな「買いシグナル」のターゲットは、上限(1.2100ドル近辺)から、550ポイント上昇したところになる。つまり、1.2650ドル近辺がターゲットだ。

 ただし、このままいっきに1.2650ドル近辺まで上昇するわけでもないだろう、と考える。上昇するにしても、相場には、紆余曲折があって当たり前である。

 だから、ターゲットはあくまでも目安として考える必要がある。

■ECBはテーパリングに向かう可能性がある

 ECB(欧州中央銀行)の金融政策に関しては、2017年10月26日(木)のECB理事会で、量的緩和(QE)での資産購入を、各月600億ユーロで2017年12月まで維持する方針を発表した。

 今年(2018年)以降は、資産購入を現行の半分、月300億ユーロに減額し、今年(2018年)1月から9月まで延長する。

 以下は、個人的な思惑だが、記述しておく。

 ドラギECB総裁の発言は、「ECBがテーパリングに向かうと、マーケットが判断すると、ユーロの政策金利が先行き上昇するだろうという思惑が広がり、欧州の景気回復に水を注すであろう」と危惧して、あえて釘を刺した(あえて、明言した)のではないか、と考えている。

 つまり、今年(2018年)の後半になれば、ECBがテーパリング(量的緩和策の出口戦略)に向かう可能性がある、と考える。

 2017年12月14日(木)のECB理事会は、事前の予想どおりに政策金利の据え置きを決めた。

 ドラギECB総裁は、最近の経済指標が成長の底堅さを示しているものの、インフレの上昇に向けて大規模の緩和が引き続き必要と述べた。

 ドラギECB総裁は、緩和策を維持する姿勢を見せたが、2018年以降のECBの金融政策が、ユーロ金利引き上げに向かうといった思惑も、依然として残っている。

 ECBの金融政策に関しては、「今回(2017年12月14日)のECB理事会で、明らかにならず、今年(2018年)に持ち越した」と言える。

■ほぼ事前予想どおりのECB政策発表にユーロ/米ドルは下落

 最後に、4時間足をご覧いただきたい。

 2017年10月26日(木)のECB理事会では、事前の予想どおりに、政策金利の据え置きが発表された。

 資産購入を各月600億ユーロで、2017年年内は維持する方針を示した。

 2018年以降は、資産購入プログラムを現行の半分、月300億ユーロに減らし、2018年1月から9月まで延長する。

 「金利はQE終了後もかなりの期間現水準にとどまる」と発表した。

 必要とあればQEの規模の拡大し、期間延長する選択肢を維持し、フォワードガイダンスを据え置いた。

 その内容は、ほぼ市場の予想どおりであった。

 しかし、2017年10月26日(木)のECB理事会直後のマーケットは、「ユーロ売り・米ドル買い」に反応し、ユーロ/米ドルは、下落した。

ユーロ/米ドル 4時間足(クリックで拡大)
ユーロ/米ドル 4時間足

(出所:ヒロセ通商

 2017年10月26日(木)のECB理事会後のユーロ/米ドルは、安値圏でボックス相場「ピンクの破線」を形成した、と考える。

ボックス相場「ピンクの破線」の上限は1.1700ドル近辺、下限は1.15ドル台ミドル程度(1.1550ドル近辺)、と考える。

 ユーロ/米ドルは、このボックス相場「ピンクの破線」の上限(1.1700ドル近辺)を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 この「買いシグナル」に従い上昇して、1.18ドル台ミドルを付けたが、1.18ドル台ミドルから下落している。

 ドイツのメルケル首相が、連立政権を確定できなかったことを材料に、この時点での相場は下落した、と考える。

 しかし、1.1700ドル近辺を底値に、大きく反発(上昇)した。

 ユーロ/米ドルは、小さなボックス相場「茶色の破線」を形成した、と考える。

ユーロ/米ドル 4時間足(クリックで拡大)
ユーロ/米ドル 4時間足

(出所:ヒロセ通商

 この小さなボックス相場「茶色の破線」の上限は1.18ドル台ミドル、下限は1.1700ドル近辺、と考える。

 この小さなボックス相場「茶色の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 この「買いシグナル」に従い、1.19ドル台ミドルに上昇したが、1.19ドル台ミドルからは、下落に転じている。

 ユーロ/米ドルは、小さなボックス相場「紫の破線」を形成した、と考える。

ユーロ/米ドル 4時間足(クリックで拡大)
ユーロ/米ドル 4時間足

(出所:ヒロセ通商

 この小さなボックス相場「紫の破線」の上限は1.19ドル台ミドル、下限は1.1800ドル近辺、と考える。

 この小さなボックス相場「紫の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した、と考える。

 この「売りシグナル」に従い、1.17ドル台前半に下落したが、1.1700ドルには届かず、反発(上昇)している。

 この短期のチャートを俯瞰すると、ユーロ/米ドルは、一回り大きいボックス相場「赤の破線」を形成した、と考える。

ユーロ/米ドル 4時間足(クリックで拡大)
ユーロ/米ドル 4時間足

(出所:ヒロセ通商

 このボックス相場「赤の破線」の上限は1.19ドル台ミドル程度(ないしは1.1960-70ドル近辺)、下限は1.1700ドル近辺、と考える。

 このボックス相場「赤の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 セオリーは、「買いシグナル」に従い、「ユーロ買い・米ドル売り」で付いて行くところ、と考える。

 この「買いシグナル」に従い、ユーロ/米ドルは、1.20ドル台後半に上昇したが、1.2100に届かず、いったん下落に転じている。

■米雇用統計不芳で上昇も、1.21ドルに届かず再度下落

 今月(2018年1月5日)の米国雇用統計は、事前予想よりも悪い内容で、米国雇用統計発表直後のユーロ/米ドルは、再度1.20ドル台後半に上昇した。

 しかし、結局のところ、1.2100に届かず、高値を更新できなかったので、再度下落した、と考える。

 ユーロ/米ドルは、1.19ドル台前半にまで下落したが、1.19ドル台前半からは、上昇に転じている。

 この時点でのユーロ/米ドルは、ボックス相場「緑の破線」を形成した、と考える。

ユーロ/米ドル 4時間足(クリックで拡大)
ユーロ/米ドル 4時間足

(出所:ヒロセ通商

 このボックス相場「緑の破線」の上限は1.2100ドル近辺、下限は1.1900ドル近辺、と考える。

 このボックス相場「緑の破線」を上にブレイクして、「買いシグナル」を発した、と考える。

 この「買いシグナル」に従い上昇し、高値は、今のところ、1.23ドル台前半程度だ。

 基本的な流れ(=トレンド)は、ユーロ/米ドルの上昇で、「ユーロ買い・米ドル売り」で付いて行くところ、と考える。

■ユーロ/米ドルの上昇は、まだたった1年しか経っていない

 2018年年初に、米ドル/円は、113円台ミドル程度の高値を付けたが、113円台ミドルをピークに、下落に転じている。

 今のところ、米ドル/円の安値は110円台前半程度だ。

 一方で、日経平均株価は、堅調で、2万4千円近辺の高値圏で推移している。

 このところの数年の期間、米ドル/円の為替レートが「米ドル高・円安」になると、日経平均株価が上昇し、米ドル/円の為替レートが「米ドル安・円高」になると、日経平均株価が下落する、といった相関関係が強かったが、その関係が崩れつつある

 そもそも、今回の米ドル/円の下落は、ユーロ/米ドルで、「ユーロ高・米ドル安」が進んだ影響で、米ドル/円も、連れて「米ドル安・円高」になった印象が強い。

 ユーロ/米ドルで、「ユーロ高・米ドル安」が進んだ理由に、ドイツの二大政党が連立継続へ政策協議入りで合意したことが挙げられている。

 もちろん、そのニュースは重要だ、と考える。

 しかし、それは、ごく目先のユーロ/米ドル相場の上下動の中で、重要なチャート・ポイント(レジスタンス・ポイント)であった、ユーロ/米ドルの1.2100ドルを上に抜けるきっかけとなっただけにすぎない、と考えている。

 もちろん、そういったニュースがきっかけになって、相場が大きく動くことも事実なので、その重要性を否定するわけではない。

 しかし、ユーロ/米ドルは、昨年の年初(2017年1月3日)に最安値1.0350ドル割れ(=1.0340ドル近辺)を付けている。

 この最安値1.0350ドル割れ(=1.0340ドル近辺)から、すでに1年以上の時間が経過しているが、概して言えば、昨年(2017年)のユーロ/米ドルは、1年間上昇を持続した。

 直近になって、ユーロ/米ドルが最高値を更新して、1.2100ドル近辺を上に抜けたことは、ユーロ/米ドルが、昨年(2017年)の1月からの上昇を継続していることを確認したということだ。

 外国為替相場の中長期のトレンドは、数年(2~3年から、5~6年程度)に及ぶことが多い。

 つまり、ユーロ/米ドルの上昇は、まだ、たった1年しか経っていないから、これからも続く可能性が高い、ということだ。

 ユーロ/米ドルで、「ユーロ高・米ドル安」が今後も(数年にわたり)進むのならば、米ドル/円も、連れて「米ドル安・円高」になる可能性を否定できない、と考えている。

(2018年1月17日 東京時間13:00記述)

ザイFX!公式twitter フォローしてね

ザイFX!公式フェイスブック
現在 いいね数 2395人 ザイFX!のFacebokにいいね!する

ザイFX!公式ツイッター(@ZAiFX)
現在のフォロー者数 94828人 ザイFX!のtwitterをフォローする

注目ザイFX!編集部おすすめのFX会社

スプレッドは業界最狭水準 インヴァスト証券[トライオートFX]

インヴァスト証券[トライオートFX]

過去実績から自動売買が選べる「自動売買セレクト」!自分用のポートフォリオが組めるトライオートFX

米ドル/円0.3銭原則固定! GMOクリック証券[FXネオ]

GMOクリック証券[FXネオ]

FX取引高7年連続世界1位! 今ならザイFX!限定で3000円キャッシュバック!

松田哲の「FX一刀両断!」
松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

執筆者のサイト

最新のバックナンバー

>>>バックナンバー一覧

ザイFX!関連情報

FX会社高額キャンペーンランキング

※「FX会社高額キャンペーンランキング」は原則としてザイFX!編集部が読者のみなさまに利益があると判断したキャンペーンに絞って掲載しています。その大まかな基準は「10万通貨取引が必要なケースであればキャッシュバック金額1500円以上」です。取引手数料が高かったり、大量の取引が必要だったりして、大きな取引コストがかかるキャンペーンは掲載していません。

GMOクリック証券
おすすめFX会社
link

トレイダーズ証券の新FX口座!

トレイダーズ証券[LIGHT FX]

ザイFX!限定で3000円がもらえるおトクな口座開設キャンペーン実施中!

link

ザイFX!限定で5000円!

JFX[MATRIX TRADER]

新規口座開設+1万通貨以上取引で、もれなく限定5000円キャッシュバック!スキャルならJFX!

注目FXニュースをPick Up!

最短5分で決着、最低50円から取引可能!人気のバイナリーオプションを徹底比較! FX会社のiPhone対応を徹底比較! システムトレード(シストレ)口座を徹底比較! NYダウや金にも直接投資できる CFD取引会社を徹底比較! レバレッジ3倍で年利30%!?メキシコペソ/円のスワップポイントを徹底調査!

ここから口座開設すると超おトク!!ザイFX!期間限定キャンペーン実施中

FX初心者のための基礎知識入門

世界の為替チャート

米ドル/円+0.05108.15

USDJPY

豪ドル/円-0.1574.23

AUDJPY

NZドル/円-0.3168.62

NZDJPY

みんなの米ドル/円予想など…ザイFX!Twitterアンケート

『羊飼いのFXブログ』はこちら
FXと為替の総合情報サイト「ザイFX!」カンタンナビ
「ザイFX!」をまるっとすべて見たい人は → 「ザイFX!」トップページへ
プロの為替相場見通しなどが知りたい人は → 「ザイFX!の有料・無料メルマガ」
メタトレーダー4(MT4)の情報を知りたい人は → 「ザイFX!×メタトレーダー(MT4)」
ビットコインなど仮想通貨の情報を知りたい人は → 「ザイFX!×ビットコイン」
ザイ オンライン

TOPICS

FX初心者のための基礎知識入門

相場を見通す 超強力FXコラム



FX&コモディティ(商品)今週の作戦会議

09月16日更新



どうする?どうなる?日本経済、世界経済

今井雅人 09月13日更新

ここからの円安進行に否定的な見方をするワケは…?








元ミス慶応 葉那子と[FXトレード戦略指令!]でFXトレードを始めよう!



ザイFX!のMT4専門サイト ザイFX!×メタトレーダー4(MT4)



ザイFX!メルマガ

今月の経済指標 予想&結果