そして、選択型シストレの形で、リピート系発注機能が実質的に使えるFX会社といえば…
この度は、10周年、誠におめでとうございます。
いつも最新の情報をいちはやく投資家の皆様に配信いただきありがとうございます。
ZAiFX様が10周年というひとつの節目を迎える記念すべきこの年に1998年に誕生したFX(外国為替証拠金取引)も20周年という節目の年を迎えますが、ひとつの金融商品としてここまで投資家の皆様に浸透したのもZAiFX様の取り組みがあってこそと言っても過言ではないと考えております。
今後も投資家の皆様に有益な情報を配信いただきFX業界をより一層盛り立てていただければ幸いです。
ZaiFX様の益々のご発展とご活躍を心より祈念申し上げます。

株式会社アイネット証券
取締役
鈴木 宏明
【ザイFX!編集部から一言】
アイネット証券・取締役 鈴木宏明様、10周年のお祝いのコメント、誠にありがとうございました。
アイネット証券の前身・IPO証券がISグループの傘下に入ったのは2008年10月のことでした。
ISグループは外為オンラインを中核として、ひまわり証券、ライブスター証券といったFX会社、証券会社などを傘下に持つ企業集団です。やや意外なところでは、ひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークスもISグループの会社です。同社はカリスマファンドマネージャー・藤野英人氏率いる投信運用会社です。
【参考記事】
●カンブリア宮殿で話題の藤野英人氏と凄いリターンのひふみ投信にFXとの意外な関係(2017年5月1日公開)
さて、2009年2月にIPO証券はアイネット証券に社名を変更すると、さらに2010年3月から[アイネットFX]というFXサービスを新たに開始しました。これはFXの裁量トレード口座でした。
【参考記事】
●アイネット証券が3月29日から、「アイネットFX」のサービスを新たに開始!(2010年3月29日公開)
[アイネットFX]のダウンロード版取引ツール「i-NET TRADER」では、ペンタゴンチャートを表示することができます。ペンタゴンチャートはチャート上に正五角形を描いてチャート分析をするもので、これが表示できるチャートツールは非常にレアです。
【参考記事】
●ユニークなペンタゴンチャートが新登場! 米ドル/円相場は今、重大な分岐点に…!?(2014年3月3日公開)
そして、アイネット証券は2013年10月に選択型シストレ(システムトレード、自動売買)ができる口座、[シストレi-NET]をリリースしました。選択型シストレはあらかじめ用意された売買システムから自分の好きなものを選んでシステムトレードを行うもので、イスラエル製のミラートレーダーという取引ツールがよく知られていますが、[シストレi-NET]はそれとは別種の選択型シストレ口座になります。
【参考記事】
●選ぶだけのシストレサービスをリリース! アイネット証券でFX書籍がもらえるゾ♪(2013年11月20日公開)
[シストレi-NET]に搭載されていた売買システムの中には「ループ・イフダン」というものがありました。これは一定の値幅ごとに買いまたは売りのイフダン注文が実行されるもの。複数の通貨ペアについて「一定の値幅」の数値が異なる、買いまたは売りのループ・イフダンがいくつも用意されており、ユーザーはその中から好きなものを選択することになります。
そして、このループ・イフダンがその後のアイネット証券を決定的に特徴づけるものとなっていったのです。
[シストレi-NET]には当初、ループ・イフダン型の売買システムも、そうでない売買システムも両方搭載されていたのですが、ループ・イフダン型の売買システムの人気が高まっていった結果、2016年9月に[シストレi-NET]はリニューアルされ、ループ・イフダンしか搭載していない口座となり、口座名も[ループイフダン]になってしまったのでした。
【参考記事】
●ループイフダン専用口座が大胆に登場! ザイFX!記者が最大約9万円の利益!(2016年10月17日公開)
それまでのループ・イフダンには損切り機能がなかったのですが、このリニューアルを機に一定の基準に沿って損切りされる機能ができました。それまではイフダン注文が繰り返されるものだったのですが、このときからイフダンOCO注文が繰り返されるものとなったわけです。また、このとき、スマホアプリにも対応しました。
【参考記事】
●【大幅リニューアル】半年で利食い1532回、損切り0回、2万pips超稼いだツールとは?(2017年4月27日公開)
![アイネット証券[ループイフダン]のランキング画面](/mwimgs/b/6/-/img_b6fdb130f680278a08f0c1befcc78f1c89259.jpg)
ここまでご紹介してきたとおり、[ループイフダン]は選択型シストレの一種として発展してきて、現在も選択型シストレであることに変わりはないのですが、実質的にはザイFX!がリピート系発注機能と呼んでいるものと同等のことができるものと言えます。
リピート系発注機能では、各パラメーターをユーザー自身が設定するやり方が主流ですが、[ループイフダン]はそれがあらかじめプリセットされたものがいくつも用意されていて、ユーザーはそれを選択する形になっているということなのです。
ザイFX!には「システムトレード(シストレ)口座を徹底比較!」というコンテンツがありますが、当初はその中の「選択型シストレ【その他】」の中に[ループイフダン](旧[シストレi-NET])を分類していました。ですが、上述のような状況を考慮して、その後、[ループイフダン]は「リピート系発注機能」の分類へ移動させることとしました。
【参考記事】
●シストレ比較でお引越し。トライオートFXとループイフダンをトラリピと比較してみた(2017年3月8日公開)
なお、デモ口座ではありますが、ザイFX!記者が[ループイフダン]を実際に運用してみた結果を以下のとおり、ザイFX!では記事として何度か公開しています。
【参考記事】
●ほっといたら爆益! 3カ月で100万円超! 記者が挑戦したあの口座がスゴいことに…(2017年1月24日公開)
●ドヤ顔記者のあの口座が損切り地獄に!? それでも爆益を維持できたヒミツとは?(2017年7月6日公開)
●英ポンド/円で爆益! ザイFX!記者がループイフダンを使って260万円儲けた!(2017年12月13日公開)
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:アイネット証券[ループイフダン]
●FX会社徹底比較!:アイネット証券[アイネットFX]
本シリーズは今回で完結とさせていただきます。10周年のお祝いのコメントをお寄せいただいたFX会社のみなさま、誠にありがとうございました。
読者のみなさま、FX会社のみなさま、今後ともザイFX!をよろしくお願いいたします。
(文・構成/ザイFX!編集長・井口稔 編集協力/ザイFX!編集部・高橋正浩、堀之内智)
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