■トルコリラ/円1.79銭など一挙5通貨ペアのスプレッド縮小!
急なウェブサイトのスタイリッシュ化や取引ツールのリニューアルなど、最近、何かと話題を提供してくれているSBI FXトレード。
【参考記事】
●1通貨から取引可能な会社のキャラ変加速!?新WEB版取引ツールは見た目も性能もUP!
●独自路線を行くSBI FXトレードが公式ホームページ一新! ビフォーアフターを比べると?
今度は、なんと、一挙5通貨ペアのスプレッド縮小キャンペーンを実施していますよ! キャンペーン期間は、2018年7月30日(月)午前7時~9月1日(土)午前5時30分まで。
スプレッド縮小キャンペーンの対象となったのは、トルコリラ/円、中国人民元/円、ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドルの5通貨ペア。1万通貨までの取引限定です。なかでもトルコリラ/円は、従来の4.8銭原則固定から1.79銭原則固定と、実に62%も縮小されました!
その他の通貨ペアも、従来のスプレッドより約30%~50%縮小となっています。

(※1万通貨まで。原則固定)
もともと、米ドル/円1万通貨までの取引のスプレッドが0.29銭原則固定であったりと、スプレッドの狭さには定評のあったSBI FXトレードですが、SBI FXトレードのウェブサイトによると、今回のスプレッド縮小キャンペーンにより、「1万通貨までの注文のスプレッドは全ての通貨ペアにおいて業界最狭水準」になったとのこと。
ということは、スプレッド縮小競争の勢力図はどうなったの…? 確認しておきましょう!
■「第3次トルコリラ戦争」か? 大暴落! トルコリラの行方は?
スプレッド縮小競争といえば、最近、再び火種がくすぶり始めたのはトルコリラ/円です。
以前、2015年と2017年には、当コーナーで、それぞれ「第1次トルコリラ戦争」、「第2次トルコリラ戦争」などと呼んでいた、相次ぐトルコリラ/円の新規取り扱い開始やスプレッド縮小競争がありました。
【参考記事】
●驚愕、業界激震のトルコリラ戦争勃発!!高スワップ、低スプレッドの会社はどこ?
●「第2次トルコリラ戦争」が勃発!取引高世界一の参入でスペック競争加速!
その後、2018年初旬以降は膠着状態が続いていたのですが、7月になって、トルコリラ/円のスプレッドを縮小したり、スワップ金利(スワップポイント)を引き上げたりするFX会社が続出。
【参考記事】
●鈴木奈々さんがみんなのFXの新しい顔に!人気の秘密はトルコリラ/円のスペックに!?
●南アランドとトルコのスプレッド縮小を恒常化!1万通貨取引でローソンのクーポンゲット♪
●GMOがトルコリラ/円スプレッド縮小を実施!これで「スプレッド1.9銭原則固定時代」到来!?
●1年ぶりにFX業界でトルコリラ戦争が再燃!7月24日にトルコ中銀の利上げはあるのか?
今回のSBI FXトレードのスプレッド大幅縮小で、これはもう「第3次トルコリラ戦争」と言っても良いのでは? という様相を呈してきました。
FX会社 | トルコリラ/円 |
[サービス名] | スプレッド |
SBI FXトレード | 1.79銭原則固定(1万通貨まで) |
※9/1(土)までのキャンペーン | |
セントラル短資FX | 1.8銭 |
[FXダイレクトプラス] | ※8/31(金)までのキャンペーン |
GMOクリック証券 | 1.9銭原則固定 |
[FXネオ] | |
ヒロセ通商 | 1.9銭原則固定 |
[LION FX] | |
マネックス証券 | 1.9銭原則固定(1万通貨まで) |
[マネックスFX] | |
マネーパートナーズ | 1.9銭原則固定 |
[パートナーズFX] | ※8/31(金)までのキャンペーン |
外為どっとコム | 1.9銭原則固定 |
[外貨ネクストネオ] | |
マネックス証券 | 2.9銭 |
[FX PLUS] | |
マネーパートナーズ | 3.8銭原則固定 |
[パートナーズFX nano] | |
FXプライム byGMO | 4.8銭原則固定 |
[選べる外貨] |
※原則固定、もしくは原則固定ではないが、通常スプレッドとして特定のスプレッドが提示されているFX会社のみ掲載(平均値や○銭~○銭などと表記されているものは省く)。24時間、上表のスプレッドが適用されるFX会社と、日本時間の8時~28時など主要な時間帯のみ上表のスプレッドが適用されるFX会社がある。スプレッドはすべて例外あり。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:トルコリラ/円が取引できるFX会社はここだ![トルコリラ/円スプレッドの狭い順]
SBI FXトレードのキャンペーンスプレッド1.79銭原則固定は、明らかにセントラル短資FX[FXダイレクトプラス]の1.8銭を意識したものだと思われます。これを見て、他社がどう動いてくるかも楽しみですね。
2018年8月10日(金)に大暴落し、週明けとなった本日8月13日(月)には、対円で一時15円台をつけるなど、底なしの様相を呈してきたトルコリラ相場…。各社のスプレッド縮小競争もそうですが、現状は、それより、何より、相場動向から目が離せない状況です。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:トルコリラ/円 4時間足)
ザイFX!では、トルコリラに関する情報をまとめた最新コラムを随時、「ドル・円・ユーロの明日はどっちだ!?」などのコーナーで公開していますので、ぜひ、チェックしてみてください。
【参考記事】
●トルコリラ/円が一時、16円台まで暴落!トルコリラ急落の震源地はユーロか!?
ちなみに、SBI FXトレードは、2016年の英国EU離脱をめぐる国民投票や2015年のスイスショックといった凄まじい相場変動に見舞われた際も、スプレッドの拡大があまり見られないなど、安定したレート配信を続けてきたFX会社です。
【参考記事】
●【徹底調査】EU離脱の大混乱でスプ20銭が普通の中、1.19銭をキープしたFX会社とは?
●スイスショック時もレート配信を継続!?5分足チャートから読み取れる真実とは?
●南アランド/円急落時でも業界トップ水準のスプレッドを提示していたFX会社はどこ?
今回のトルコリラ暴落に際しても、トルコリラ/円のスプレッドは、いい感じでキープされていたようですが…この辺りのことについては、また別の機会に、詳しくお伝えしたいと思います。
■ユーロ/米ドルのスプレッドは0.29pips原則固定に!
このほか、今回のスプレッド縮小キャンペーンで言うと、ユーロ/米ドルのスプレッドが0.29pips原則固定というのも、目を見張るものがありますね。こちらも、業界トップ水準のスプレッドを確認してみると…
FX会社 | ユーロ/米ドル |
[サービス名] | スプレッド |
SBI FXトレード | 0.29pips原則固定(1万通貨まで) |
※9/1(土)までのキャンペーン | |
トレイダーズ証券 | 0.3pips原則固定 |
[みんなのFX] | |
FXブロードネット | 0.3pips原則固定 |
[ブロードコース] | |
FXブロードネット | 0.3pips原則固定 |
[ブロードライトコース] | |
インヴァスト証券 | 0.3pips原則固定 |
[トライオートFX] | |
マネックス証券 | 0.3pips原則固定(1万通貨まで) |
[マネックスFX] | |
マネーパートナーズ | 0.3pips原則固定 |
[パートナーズFX] | ※8/31(金)までのキャンペーン |
GMOクリック証券 | 0.4pips原則固定 |
[FXネオ] | |
YJFX! | 0.4pips原則固定 |
[外貨ex] | |
ヒロセ通商 | 0.4pips原則固定 |
[LION FX] | |
DMM.com証券 | 0.4pips原則固定 |
[DMM FX] | |
JFX | 0.4pips原則固定 |
[MATRIX TRADER] | |
IG証券 | 0.4pips原則固定 |
[標準] | |
外為ジャパンFX |
0.4pips原則固定 |
楽天証券 | 0.4pips原則固定 |
[楽天FX] | |
外為どっとコム | 0.4pips原則固定 |
[外貨ネクストネオ] | |
セントラル短資FX | 0.4pips |
[FXダイレクトプラス] |
※原則固定、もしくは原則固定ではないが、通常スプレッドとして特定のスプレッドが提示されているFX会社のみ掲載(平均値や○銭~○銭などと表記されているものは省く)。24時間、上表のスプレッドが適用されるFX会社と、日本時間の8時~28時など主要な時間帯のみ上表のスプレッドが適用されるFX会社がある。スプレッドはすべて例外あり。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[ユーロ/米ドルスプレッドの狭い順]
0.3pipsでさえ、すでにかなり狭い感じがしていましたが、今回のSBI FXトレードのスプレッド縮小キャンペーンを皮切りに、ユーロ/米ドルの業界トップ水準スプレッドが、当たり前のように0.3pipsを切る時代が到来するのでしょうか…? こちらも、注目していきたいと思います!
さて、そんなSBI FXトレードの大きな特徴の1つが…
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本仮想通貨ビジネス協会(JCBA)