■4時間限定で5通貨ペアのスプレッドをどど~んと縮小
読者のみなさんは、昨年(2017年)スタートした「プレミアムフライデー」を覚えているだろうか?

記者はすっかり忘れてしまっていたのだが、簡単に紹介すると、「プレミアムフライデー」は、経済産業省や経団連が推進している新しい取り組みで、毎月末の金曜日は、午後3時くらいに仕事を切り上げて、普段できないことをやってみよう、というものだ。
今現在もプレミアムフライデーは継続しているが、実施日が月末の金曜日ということで、ちょっと忙しくて早く帰るどころじゃないよ……ということなのか、ほとんど定着していない。
プレミアムフライデーがスタートした当初は、外為どっとコムがスプレッド縮小キャンペーンを実施するなど、FX業界でもジワジワと盛り上がっていたのだが、プレミアムフライデーがまったく盛り上がらない状況もあってなのか、いつしか実施されなくなっていた…。
【参考記事】
●FX業界にもプレミアムフライデーの恩恵!? 4/28(金)限定でユーロ/ドル0.2pips原則固定!
●今月もFX業界にプレミアムフライデーがやってくる! ユーロ/円が0.4銭原則固定!
このように、プレミアムフライデーはほとんどフェードアウトしたような状態だったのだが、2018年も年末に差し掛かったこのタイミングで、トレイダーズ証券が突然、プレミアムフライデーに絡んだスプレッド縮小キャンペーンをぶち上げてきた。
それが「プラミアムフライデー ハッピーアワー」だ。
2018年11月30日(金)18時~22時まで、4時間限定で実施されるこちらのキャンペーンでは、[みんなのFX]と[LIGHT FX]を対象に、米ドル/円、英ポンド/円、豪ドル/円、加ドル/円、トルコリラ/円の5通貨ペアのスプレッドがどど~んと縮小される。

上の表をご覧いただくと、縮小されたスプレッドは米ドル/円0.2銭原則固定、英ポンド/円0.5銭原則固定、豪ドル/円0.5銭原則固定、加ドル/円0.5銭原則固定、トルコリラ/円0.9銭原則固定となっている。
米ドル/円0.2銭原則固定というのは、今現在、日本のFX業界で目にすることがないスプレッド。これは目を引く。主要FX会社が0.3銭原則固定でほぼ横並びとなる中、頭ひとつ抜け出したスプレッドだ。
また、米ドル/円以外の通貨ペアも、業界トップ水準のスプレッドばかり…。たとえば、トルコリラ/円などは元々、トレイダーズ証券[みんなのFX]と[LIGHT FX]が原則固定制での業界最狭水準スプレッドとなっていたが、それをさらに0.9銭も縮小してしまうというのだから驚かされる。4時間限定ではあるものの、これはかなりの大盤振る舞いだ。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[米ドル/円スプレッドの狭い順]
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[英ポンド/円スプレッドの狭い順]
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[豪ドル/円スプレッドの狭い順]
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[トルコリラ/円スプレッドの狭い順]
■トレイダーズ証券が加ドル/円を推すワケは?
そして、このところ、トレイダーズ証券がおすすめしている通貨ペアが「加ドル/円」だ。
加ドル/円は今回のスプレッド縮小キャンペーンでも対象通貨ペアに入っていて、1.6銭原則固定から0.5銭原則固定まで大幅にスプレッドが縮小されることになっているが、トレイダーズ証券の加ドル/円は、同社の発表によると、スワップ金利(スワップポイント)の水準も他社と比較して、かなり魅力的なものになっているようだ。

(出所:トレイダーズ証券)
上の表を見ると、4社の比較で[みんなのFX]のスワップ金利は、1ロット当たり55円と他社を大きく上回っていることがわかる。
スプレッドについては、上表では通常スプレッドが掲載されているが、通常スプレッドの1.6銭原則固定でも4社の中でもっとも良い水準となっている。
ということは、先ほど紹介した加ドル/円の0.5銭原則固定というキャンペーンスプレッドはめちゃくちゃ狭い!ということだ。
トレイダーズ証券[みんなのFX]の加ドル/円の…
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