■参院選後にトランプ大統領が日本に圧力!?
7月21日(日)は、日本の参議院選挙の投開票があります。
トランプ大統領は、「中国と欧州は通貨を安くしている」と不満を述べていますが、日本に対しては直接、言及していません。
米財務省の為替報告書では、「円は過去20年の平均よりも25%安い」と指摘されているにも関わらず、日本円への直接の発言は、出てきていません。
ただ、参議院選挙前ということから圧力をかけておらず、選挙が終われば、中国人民元やユーロと同じように、円にも圧力をかけてくる可能性があります。

バカラ村氏は参院選が終われば、トランプ大統領が中国人民元やユーロと同じように、円にも圧力をかけてくる可能性があると指摘 (C) Chip Somodevilla/Getty Images
中銀の金融政策面からは、FRBは今後も利下げを継続、それに対して日銀は、緩和策が限界にきている状態です。
米ドル/円がさらに下落していくようであれば、日銀も緩和策を出してくると思いますが、限界が近いこともあって、緩和をしても円安の動きは2~3日程度で終わり、最後は円高になってしまうのではないかと思います。
【参考記事】
●トランプ大統領が米ドル安誘導に本腰!? リスクオン相場でもドル/円下落のワケは?(7月15日、西原宏一&大橋ひろこ)
■米ドル/円は中期的に105円台へ下落の可能性も
米ドル/円は、今はまだ、しっかりとした方向性がつきにくいという考えから、戻り売りで回転させるという考えのままです。
ただ、FRBが利下げを継続すること、トランプ大統領の通貨への圧力、英国の合意なき離脱へのリスク、中東の地政学リスクなど、米ドル/円の上値を抑える材料は豊富にあります。
【参考記事】
●ドル/円の大きな流れは戻り売り。利下げはいつ? パウエル議長の議会証言に注目!(7月9日、バカラ村)
●ハト派FOMCとリスク回避で米ドル/円は買われる状況にない! 上がったら売りで(6月18日、バカラ村)
今はまだ、方向性が出にくく、一気に下がるような動きが出てくるとは考えていませんが、米ドル/円は中期的には、105円台への下げもあるのではないかと考えています。

(出所:TradingView)
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