■「連鎖的スプレッド縮小騒動」の口火を切った存在
普段、米ドル/円をメインに取引しているトレーダーにとって、10月中旬以降の米ドル/円スプレッド縮小競争はかなりの大事件だったのではないでしょうか。
米ドル/円のスプレッドは、取引量によってスプレッドが変わるSBI FXトレードを除くと、長らく0.3銭原則固定が最狭水準の目安でしたが、わずか数日で多くのFX会社が0.2銭原則固定となり、今では通常スプレッドが0.1銭原則固定のFX会社もあるのですから驚きですよね。
【参考記事】
●10月15日の異変!? ドル/円0.2銭原則固定へ!「連鎖的スプレッド縮小騒動」の衝撃
●「連鎖的スプレッド縮小騒動」続報。米ドル/円はついに0.1銭原則固定へ!
ザイFX!では、このときの各社のスプレッド縮小へ向けた動きを「連鎖的スプレッド縮小騒動」と名付け、上のような【参考記事】として取り上げたのですが、この「連鎖的スプレッド縮小騒動」の口火を切ったのが、楽天証券の米ドル/円スプレッド0.2銭原則固定キャンペーンでした。

【参考記事】
●楽天証券で米ドル/円スプレッド0.2銭原則固定キャンペーン! 開始後、競争激化…
このキャンペーンは、上のバナーにもあるように、楽天証券のサービス開始20周年を記念したもので、2019年10月15日(火)から11月23日(土)まで実施されていましたが、キャンペーン終了後の11月25日(月)からは0.3銭原則固定に戻るのではなく、通常スプレッドが0.2銭原則固定になりました!

楽天証券がきっかけとなって一気に盛り上がった米ドル/円のスプレッド縮小競争。以下の【参考記事】のように、FX各社が続々と0.2銭原則固定を打ち出しているなか、キャンペーンが終了したからといって0.3銭原則固定に戻すわけにもいかなかった……といったところかもしれませんね。
【参考記事】
●米ドル/円スプレッドが0.2銭原則固定に!令和版FXスプレッド競争の火種となるか!?
●今年も「外為手帳」の季節がやってきた!米ドル/円スプレッド0.2銭原則固定は延長
●ついにヒロセも米ドル/円スプレッド0.2銭!?年末恒例のFXカレンダーもプレゼント中!
いずれにしても、このように業界各社の競争によってサービスが向上するのは、トレーダーにとっては大歓迎ですね。
■FXトレーダーにうれしい「為替手帳2020」プレゼント
そろそろ年末が近づいてきて、カレンダーや手帳といったノベルティのプレゼントキャンペーンがFX各社で実施されていますが、楽天証券でも「為替手帳2020」プレゼントキャンペーンが始まっています。

こちらのキャンペーンは、2019年 12月20日(金)23時59分までに専用フォームからエントリーを行い、翌12月21日(土)6時55分までに楽天証券[楽天FX]で英ポンド/円、トルコリラ/円、メキシコペソ/円の3通貨ペアで合計10万通貨以上の新規取引をすると、抽選で200名に「FOREX NOTE 為替手帳2020」(エイチスクエア株式会社編集・堀内昭利監修)が当たるというものです。
この為替手帳は、日本最古参の為替ディーラーとして知られる堀内昭利氏が監修したもので、月間/週間カレンダーには経済指標の発表予定が記載されています。さらに、各国の政策金利の推移や主要通貨の週足、為替年表などのデータも掲載されていて、まさにトレーダーが持つべき手帳といった内容です。
楽天証券のキャンペーン紹介ページにサンプルがあったので、月間カレンダーと週間4本値のページを紹介しましょう。

見てのとおり、ほぼすべての日に何かしらの情報が掲載されています。欧州やオセアニアの経済指標もカバーされており、世界各国の指標発表スケジュールを、手帳1つで簡単に確認できるのが魅力です。

こちらの週間4本値は、画面上は小さくて見えにくいかもしれませんが、2019年9月分までが掲載されていて、それ以降は空欄となっています。空欄は2020年12月まであるので、自分で書き込んでいくことで最新の状態を維持できるというわけですね。
この為替手帳は、楽天証券ではここ数年、毎年のように年末の時期にプレゼント企画が実施されていますし、実は現在、岡三オンライン証券でも11月8日(金)~12月20日(金)までの期間限定でプレゼントキャンペーンが実施されていたりします。
何年にも渡って複数のFX会社でキャンペーン特典として採用されているのですから、FXトレーダーが使う手帳として、それだけ評価されているということではないでしょうか。
【参考記事】
●楽天FXで、抽選で為替手帳が当たるお年玉キャンペーンの第2弾開催中!
●どっちの為替手帳が欲しい? 外為どっとコム総研協力か、伝説のディーラー監修か
●FXに特化した手帳やカレンダーがもらえる!伝説のディーラーが監修したFX手帳も…
●研修を終了したAI美少女が驚きの進化!?年末恒例、FOREX NOTEプレゼントも実施中
なお、楽天証券には、通常の店頭FX口座[楽天FX]とメタトレーダー4(MT4)が使える[楽天MT4]がありますが、今回のキャンペーンは楽天証券[楽天FX]のみが対象となっています。ご注意ください。
■独自開発のスマホアプリ用新取引画面とは?
楽天証券の最新のトピックとしてもうひとつ挙げられるのが、スマホ用取引アプリ「iSPEED FX」専用の新しい取引画面「サークルメーター」が2019年11月23日(土)にリリースされたことです。

上のバナーにもあるように、このサークルメーターは楽天証券の独自開発で、特許も出願中とのこと。たしかにこの画面、かなり斬新です。

(出所:楽天証券)
真ん中にあるサークルは円状の日足チャートですが、通常のローソク足を見慣れている眼からすると、車の速度メーターのように見えてしまいます。画面上部に道の映像でも出ていたら、レーシングゲームと見間違いそう……。
このサークルは、左下が安値、右下が高値となっていて、始値から高値までが赤い線で示されます(サンプル画面にある「2」)。そして、「1」の番号で示されている黄色の矢印が現在値で、値動きに合わせてサークル上をリアルタイムで移動します。現在値が取引当日のどの水準にあるのかを、ひと目で確認することができますね。
「3」の番号で示されているサークルの中央部分には、通常のチャートを表示させることができるので、たとえば、サークルメーターで1日の大きな流れをぱっとつかんだ上で、5分足や1時間足といったチャートを表示させて、実際の売買を判断するといった使い方もできそうです。
画面左には売りボタン、右には買いボタン、中央には全決済ボタンが設置されていますので、状況に応じてスピーディーな取引ができそうですね。
ちなみに、「4」の番号で示されているのは「iSPEED FX」に標準搭載されている「チャートの形状」という機能、「5」はレートやニュースなどが閲覧できるマーケット情報画面への遷移ボタン、「6」はASスピード注文画面への遷移ボタンです。
【参考記事】
●FX業界初! たった10秒!? 今の相場を25パターンの中から教えてくれる機能って?
ほかにもこの画面では、ポジション状況などを確認できたり、スリッページ設定や発注数量の設定なども行うことができます。取引に必要な基本的な機能は、1つの画面の中にだいたい揃っている印象です。
サークルメーターは、なかなか見慣れないビジュアルの画面ではありますが、使い方次第ではおもしろい機能かもしれません。何年か後、サークルメーター方式の取引画面がFX各社の新しいスタンダードになっている、なんて可能性も……?
■最大10万200円分、楽天で買い物ができるかも?
為替手帳2020やサークルメーターに興味が出た方のために、楽天証券[楽天FX]の新規口座開設時に活用できる「はじめての楽天FXキャンペーン」を紹介しましょう。

こちらは、上のキャンペーンバナーにもあるように、「もれなく200ポイント」と「抽選で最大10万ポイント」の2本立てキャンペーンとなっています。キャッシュバックではなくポイント還元なのですが、楽天証券ポイントは楽天スーパーポイントと1:1の割合で交換できるので、楽天市場でのネットショッピングで利用することができます。
キャンペーンに参加するには、まず、2019年12月31日(火)までに楽天証券[楽天FX]の新規口座を開設し、専用フォームからエントリーする必要があります。
ポイントバックの条件は、2019年12月2日(月)7時から2020年2月1日(土)6時55分までの間に1回でも新規取引をすると200ポイント、さらに10万通貨以上の新規取引をすると、以下の取引量に応じて最大10万ポイントが当たる抽選の参加権を得ることができます。

なお、為替手帳2020プレゼントキャンペーン同様、このキャンペーンは楽天証券[楽天MT4]は対象外で、楽天証券[楽天FX]のみが対象となっています。ご注意ください。
今回のザイスポFX!は、楽天証券[楽天FX]で実施中のキャンペーンや「iSPEED FX」の新しい取引画面「サークルメーター」についてお伝えしました。
新規口座開設キャンペーンは今後も継続していくと思われますが、為替手帳プレゼントはこの時期だけです。興味を持たれた方は、ぜひ、チェックしてくださいね。
(※各種キャンペーンの詳しい条件、期間などについては、楽天証券のウェブサイトなどで必ずご確認ください。キャンペーン条件が変更されたり、キャンペーン期間が延長されたり、キャンペーンが終了したりすることなどがあります)
>>>楽天証券[楽天FX]の最新スペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください
(山口学)
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