■6通貨ペアの通常スプレッド縮小!
昨年(2019年)の秋以降、米ドル/円を中心にスプレッド縮小競争が過熱したFX業界。
【参考記事】
●「連鎖的スプレッド縮小騒動」続報。米ドル/円はついに0.1銭原則固定へ!
●SBI FXトレードも動いた! 米ドル/円スプレッド1000通貨まで0.1銭原則固定に
中でもSBI FXトレードは、「未体験の領域へ!」というキャッチフレーズのもと、米ドル/円、ユーロ/米ドル、豪ドル/米ドルと複数の通貨ペアで、おもに、1000通貨までの取引における通常スプレッドを業界最狭水準に縮小してきました。
【参考記事】
●SBI FXトレードが開いた未知の扉…ドル/円スプレッドが1000通貨まで0.09銭原則固定に
そんなSBI FXトレードの勢いは、2020年になっても、とどまるところを知りません。1月7日(火)には、さらに、6通貨ペアのスプレッドが縮小されましたよ!

SBI FXトレードは、1回あたりの注文数量によってスプレッドが異なるのですが、今回、スプレッドが縮小されたのは、英ポンド/円、英ポンド/米ドル、ユーロ/英ポンド、豪ドル/NZドル、ユーロ/NZドル、英ポンド/スイスフランの、いずれも1~1000通貨の取引に適用されるスプレッドです。
豪ドル/NZドルと英ポンド/スイスフランは、2.30pips原則固定から1.89pips原則固定になり、0.41pipsという、まずまずの縮小幅となっています。
英ポンド/米ドルは、0.8pips原則固定から0.69pips原則固定ですので、0.11pipsの縮小です。
そして、残りの3通貨ペアは、英ポンド/円が0.7銭原則固定から0.69銭原則固定、ユーロ/英ポンドが0.8pips原則固定から0.79pips原則固定、ユーロ/NZドルが2.9pips原則固定から2.89pips原則固定と、いずれもわずか0.01pipsの縮小!
さすが、これまでも0.01pips(0.01銭)にこだわってスプレッド縮小を実施してきたSBI FXトレード。今回も、1~1000通貨の取引にのみ適用されるスプレッドではあるものの、ごくわずかな差でも、競合各社より狭いスプレッドを提供し、業界最狭に躍り出ることを狙ったのでしょうか?
【参考記事】
●1通貨取引&0.01銭差の最狭スプレッドにこだわる会社は大口トレーダーにも優しい!?
■0.01pips、0.01銭差で業界最狭を狙う!?
そういえば、2020年になって早々に、外為どっとコム[外貨ネクストネオ]が7通貨ペアでスプレッド縮小キャンペーンを開始したことを当コーナーでもお伝えしましたが、このキャンペーンで外為どっとコム[外貨ネクストネオ]は、英ポンド/米ドルを1.0pips原則固定から0.7pips原則固定、ユーロ/英ポンドを1.0pips原則固定から0.8pips原則固定に縮小しました。
【参考記事】
●トルコリラ関連ペアで約2カ月のスプレッドタイムセール! ロシアルーブルは恒常化!?
今回縮小が発表されたSBI FXトレードの英ポンド/米ドルとユーロ/英ポンドの1~1000通貨のスプレッドは、それぞれ、外為どっとコム[外貨ネクストネオ]のキャンペーンスプレッドより0.01pips狭い0.69pips原則固定と0.79pips原則固定ですから、やはり、意識している…?
また、英ポンド/円に関しては、2019年9月より、「日本No.1 最狭スプレッド挑戦計画」を遂行中のゴールデンウェイ・ジャパン[FXTF MT4]が、これまで0.7銭原則固定で業界最狭、単独トップを快走していました。
今回縮小されたSBI FXトレードの英ポンド/円、1~1000通貨のスプレッドは、0.69銭原則固定ですから、こちらもやはり、0.01銭狭いところを狙ってきている…?
【参考記事】
●米ドル/円0.1銭原則固定のあのFX会社で2020年に新FXサービスが登場する予定!?
■英ポンド/円スプレッドを比較してみると?
せっかくなので、現在の英ポンド/円のスプレッドランキングを確認してみましょう。
FX会社 [サービス名] |
英ポンド/円 スプレッド |
SBI FXトレード | 0.69銭 原則固定 (※1~1000通貨) |
ゴールデンウェイ・ジャパン (旧FXトレード・フィナンシャル) [FXTF MT4] |
0.7銭 原則固定 |
トレイダーズ証券 [LIGHT FX] |
0.8銭 原則固定 ~2/28までのキャンペーン |
トレイダーズ証券 [みんなのFX] |
0.8銭 原則固定 ~2/28までのキャンペーン |
外為どっとコム [外貨ネクストネオ] |
0.8銭 原則固定 (例外あり) ~2/1までのキャンペーン |
セントラル短資FX [FXダイレクトプラス] |
0.9銭 原則固定 |
マネーパートナーズ [パートナーズFX] |
0.9銭 原則固定 |
SBI FXトレード | 0.99銭 (1001~100万通貨) |
※スプレッドが原則固定制の店頭FXは、24時間、上表のスプレッドが適用されるFX会社と、日本時間の8時~28時など主要な時間帯のみ上表のスプレッドが適用されるFX会社がある。スプレッドはすべて例外あり
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[英ポンド/円スプレッドの狭い順]
1~1000通貨の取引限定ではありますが、SBI FXトレードの0.69銭原則固定が数値としてはトップ、次いで、ゴールデンウェイ・ジャパン[FXTF MT4]の0.7銭原則固定が単独2位という状況です。
その後は、トレイダーズ証券[LIGHT FX]、トレイダーズ証券[みんなのFX]、外為どっとコム[外貨ネクストネオ]の3口座が、いずれもキャンペーンスプレッドで0.8銭原則固定に並んでいます。このあたりも、熾烈な戦いですね…。
そして、SBI FXトレードの1001~100万通貨までの英ポンド/円スプレッドは0.99銭なのですが、実は、この後ろの1.0銭原則固定という水準は、ズラっと10社余りが並ぶボリュームゾーンとなっています。つまり、ここでも、SBI FXトレードの0.01pips(0.01銭)差にこだわる精神が発揮されている!? というわけです。
■米ドル/円1001通貨以上のスプレッド縮小を延長
また、さまざまな通貨ペアでスプレッド縮小を実施しているSBI FXトレードですが、やはり、もっとも力が入っているのは米ドル/円。
たとえば、1~1000通貨の取引において、ゴールデンウェイ・ジャパン[FXTF MT4]が提供する業界最強水準スプレッド、0.1銭原則固定に0.01銭差をつける0.09銭原則固定というスプレッドを採用しています。
さらに米ドル/円については、当初、2019年12月21日(土)までの予定だった1001~100万通貨と101万~300万通貨のスプレッド縮小キャンペーンを、2020年4月1日(水)5時30分までと、大幅に延長しました。

(出所:SBI FXトレード)
キャンペーンスプレッドは、1001~100万通貨の0.17銭も、101万~300万通貨の0.19銭も、ゴールデンウェイ・ジャパン[FXTF MT4]を除けば、現在、FX業界において米ドル/円スプレッドのボリュームゾーンとなっている0.2銭原則固定をしのぐスプレッド水準です。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[米ドル/円スプレッドの狭い順]
■スペック向上にまっしぐら!? スプレッド縮小も続くか…?
併せてお伝えしておくと、SBI FXトレードは、スプレッド縮小だけでなく、昨年(2019年)12月に、ロシアルーブルやブラジルレアルといった取扱いがレアな通貨を含む8通貨ペアを新たに追加するなど、ここ数カ月のスペック向上をめぐる動きは、目を見張るものがあります。
【参考記事】
●SBI FXトレードがブラジルレアル、ロシアルーブルなど新たに8通貨ペアを追加!
記者個人としては、SBI FXトレードは、もともとスプレッドへのこだわりが強いFX会社という印象ではありましたが、数年前までは、FX小説の連載や通貨をイメージしたキャラクターのコンテストを開催するなど、ちょっと不思議な方向にも力を入れているFX会社だなという印象でした…。
ところが、最近は、そのような脱線(?)もなく、スペックの向上にまっしぐら!という感じで、以前とは、まるで別の会社のようです。
【参考記事】
●想像の斜め上をいくFX会社で今度はなんとイラストコンテスト!しかも驚愕のクオリティ
個人的には以前の、ちょっと不思議な方向にも力を入れる独特な路線も好きだったのですが…やっぱり、ユーザーとしては、スプレッド縮小など取引スペックの向上に、しっかりと取り組んでくれる方がありがたいですよね。
お伝えしたとおり、「未体験の領域へ!」を掲げ、さまざまな通貨ペアでスプレッド縮小を実現し続けているSBI FXトレード。この勢いは、これからも続くのか…? 引き続き、注目しましょう!
(※各種キャンペーンの詳しい条件、期間などについては、SBI FXトレードのウェブサイトなどで必ずご確認ください。キャンペーン条件が変更されたり、キャンペーン期間が延長されたり、キャンペーンが終了したりすることなどがあります)
>>>SBI FXトレードの最新スペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください
(ザイFX!編集部・上岡由布子)
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