マーケット(外国為替市場)は、まだ、たくさんの不確定要因が連なって、いろいろと難しかったり、不安定な値動きを繰り返したりしています。
しかしながら、マーケットの値動きから、市場参加者が少なくなって、典型的な『夏休み相場(サマー・バケーション・シーズン)』の様相を呈してきたと感じること、しばしばです。

これから、8月の中旬に向けて、徐々に、そして、さらに、市場参加者は減少していくことだろう、と考えています。
■今の外国為替市場は「夏休みシーズン」
外国為替市場では、毎年、『米国の独立記念日(7月上旬)』から、『レイト・サマー・ホリデー(8月下旬)』までが「夏休みシーズン」です。
世界中の市場参加者たちが、交代で休みをとる。
場合によっては、その約2ヵ月間、ロング・バケーションをとっている優雅な市場参加者もいることでしょう。うらやましいかぎりですが……(^0^)/♪
外国為替市場は、自分の都合や自分だけの思いで動くわけではありません。
市場参加者が少なくなる時期には、自らも市場の都合に合わせた対応をするのが、正しい行動でしょう。
一人で熱くなったり、自分の都合でムキになったりしても意味がないので、「夏休みシーズン」は、のんびりするのがよい、と考えます。
もちろん、突発的なニュースがないとは言えないので、いい加減な態度で相場に臨むわけにはいかないのが残念なのですが……。
■「楽して儲かる」「寝ながら儲かる」はウソだ!
拙著『FXで稼ぐ人は、なぜ1勝9敗でも勝つのか?』(技術評論社)から、以下、引用加筆します。
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FX取引がブームになって、巷間、安易なキャッチ・コピーが氾濫しています。
「誰でも儲かる」とか、「簡単に儲かる」といった類のものがその代表でしょう。
あるいは、「金利差(スワップ金利)享受を狙い、楽して儲けましょう」といった類です。
しかし、簡単に儲かる方法があったら、苦労はしません。
ただし、情報に関しては、私は、基本的に次のように考えています。
『本当に有益な情報は手に入れにくい。しかし、確かに楽して儲かる有益な情報は、あるにはある。その代わり、その情報を取得する過程が楽ではない』
はっきり言えるのは、そういった有益な情報を、何の努力もせずに、簡単に取得できて、楽して儲かる話など実際にはあり得ない、ということです。
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