今日は、前回の「ホントのところ、FXのどこが魅力?【前編】」に続き、羊飼いさんの考えるFXの魅力の3つ目について聞いていきます。
【参考コンテンツ】
●カリスマFXブロガー・羊飼いが毎日指南 今日の為替はこれで動く
さっそくですが、第1回のチャート(下の図)でもよくわからなかったのですが、「買う」前に「売る」って、どういうことですか? 3つ目の「買いでも儲かる」「売りでも儲かる」というのもよくわかりません。

「為替って、簡単に言えば、2つの通貨の交換比率なんです。外貨預金であれば、日本にいる人は今持っているのが日本円であり、それで外貨を買う選択肢しかないわけです。
しかし、FXは証拠金取引なので、それを担保にどの通貨を買うことも売ることも可能なのです。交換比率ということは、何かを買うことはもう片方を売ることにつながるわけです」。
なるほど。まさに両替のイメージですね。
「何かを買う、所有するというよりは、米ドル/円やユーロ/米ドルといった指数を取引していると考えた方がわかりやすいかもしれません。“売りからも始められる”というのは、この指数が下落した時に儲かる投資もできるということです。
上昇時に賭けることもできるし、下落時に賭けることもできる。米ドル/日本円(USD/JPY)において、米ドルと日本円のどちらが強くなるかを考え、そのどちらの立場にもなれるということです」。
だから、円高でも円安でも投資のチャンスがあるんですね。ところで、上の図にある証拠金ってなんですか? FXの本を読んでいたら、保証金という文字も出てきましたが。
「ポジションを持つために拘束される資金です。証拠金も保証金もほぼ同じ意味で、同じものを指します」。
ポジションとはなんですか?
「持ち高のこと。つまり、外貨をいくら買っているか、いくら売っているかという投資の状況です」。
なんらかの取引をすれば、ポジションを持つことになるんですね。
■「1カ月で19万円儲かった」その計算式は?
では、上の図の「31万円」という数字はどこから出てきたのか? 羊飼いさんに聞いた計算式を以下にまとめてみます。
まず、レバレッジ20倍ということは、証拠金を12万円入れておけば、最大で、証拠金12万円×20=240万円分まで取引ができるということ。
実際には12万円しかないのに、これだけの額を動かせてしまう! これが、レバレッジの威力なんですね。
そして、米ドルで2万通貨の取引なので…
◆114.50円×2万米ドル=229万円(←売った金額)
◆105円×2万米ドル=210万円(←買った金額)
売りが先だろうが、買いが先だろうが、「安く買う」「高く売る」の組み合わせがあれば儲かるそうです。ということは…、
229万円(売った金額)−210万円(買った金額)=19万円 となって19万円のプラス!
もともとあった証拠金の12万円と合わせると、計31万円。
確かに1カ月弱で資金が2.5倍になっていますね!
いろいろとFXの魅力を聞いてきましたが、羊飼いさんから見て他の金融商品と比べてFXの特にいいところはどこだと思いますか?
「それは、フェアなところですね」
フェアって、どういう意味ですか?
「個人が不利になりにくいということです。売りも買いも、ストップ高もストップ安もなく規制が少ない。証券会社や機関投資家などが故意にレートを動かすこともできない。
売るのも買うのも自由で、上がるか下がるか、なんの根拠もなくトレードしたとして、儲かるのか損するのかが限りなく2分の1に近いということです」。
なるほど~。そう言われると、確かに「フェア」ですね。インサイダーがないから素人でも対等な取引ができ、大金を儲けている人がいることもうなずけます。
■今日のナットク!■
「個人が不利になりにくい。それがFX最大の魅力。素人でも参戦の余地アリ!」
次回は、取引を始めるために必要なことを調べていきます。
(第4回 決め手が知りたい! FX会社の選び方へつづく)
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