
ドル/円は、上限94.60円、下限87.00円の「ボックス相場」を上に抜けて、いわゆる「ダブル・ボトム」を形成した。上のチャートで、青の点線で[W]を示したところが「ダブル・ボトム」。
「ダブル・ボトム」を形成した場合は、上限と下限の値幅(この場合は、約7円50銭)と同じだけ、上限からさらに上進したところがターゲットになる。つまり、テクニカル分析(チャート分析)では、ターゲットは、102円アラウンドになる。
しかし、100円台に乗せることができずに、上図の緑の実線で示したように、高値圏で小さな「ボックス相場」を作っている。
■ドル/円を買う気にはなれない理由
テクニカル分析(チャート分析)では、ターゲットは、102円アラウンドになるのだが、しかしながら、シティバンク、AIGへの米国政府の援助の様子を見ると、米国の金融機関の抱えている巨額損失は、まだまだ莫大であり、今後も拡大する可能性が高い。
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