今回は、外為どっとコム・バーチャルFXの注文画面を詳しく見ていきます。バーチャルではない本物の注文画面とは多少異なる部分がありますが、その点はご了承ください。とはいっても、しくみは同じなので、ここで注文画面の操作をマスターしちゃいたいと思います。
バーチャル取引にログインしたら、「お取引・照会」をまずクリック。すると、前回(第8回 “バーチャル取引”に挑戦!(3))紹介した取引画面に移ります。左サイドにある「●注文・取消」から「新規注文」をクリック。すると、下図のような「新規注文 入力画面」が現れます。注文の手順は以下のとおりです。
仮に、「いま1ドル104円で、103円になったら1万米ドルを買いたいな」と思ったとします。この場合、以下の手順で注文内容を入力していきます。

【1】注文種別
1種類の注文を出す場合は「通常」を選びます。通常以外になにがあるかというと、複数の注文を同時に出せるIFD、OCO、IFOがありますが、これらはちょっと複雑なので、次回以降で説明します。
【2】通貨ペア
どの通貨ペアにするか、8通貨ペアの中から選びます。
【3】レバレッジ
レバレッジは、通常型か高レバレッジ型を選びます。レバレッジを変えることによって、必要な保証金が変わってくるので取引保証金の欄をチェック!

【4】売買区分
売るのか買うのかを決めます。売りと買いのレートを両方見て、どっちにするか決めたいなら2Wayを選びます。
【5】執行条件
いわゆる注文方法を選びます。大きく分けると、「いま買いたい(売りたい)」注文方法、「あとで希望のレートになったら買いたい(売りたい)」注文方法に分かれます。
ここでは勝手に前者を「いますぐ系」、後者を「あとで系」と呼ぶことにします。リアルプライス、プライス、成行が「いますぐ系」、指値とストップが「あとで系」になります。それぞれの注文方法については、次回詳しく説明します。
【6】指値
「あとで系」の指値注文やストップ注文をする時に、自分の希望するレートを入力します。
【7】取引数量
取引数量を入力します。
【8】有効期限
その注文をいつまで有効にするか、期限を選びます。「Day」はその日のNYクローズまで有効な注文です。日本時間の零時まででもなければ、注文時点から丸一日という意味でもないので注意しましょう!
たとえば、日本時間の5月20日火曜日の15時に注文したら、日本時間の21日水曜日の朝5時40分(夏時間の場合。冬時間の場合、6時40分)まで有効ということですね。
土日は取引できないため、「週末」を選ぶと金曜日のNYクローズ(日本時間では土曜日早朝)が期限になります。
「Day」や「週末」はどのように使い分ければよいのでしょう? 羊飼いさん、教えてください。
「ポジションを持つ注文は、基本的には成行で執行することをおススメしますが、損切り用のストップ注文は必須です。よって、無期限で付けておくことが大切です。
Dayや週末などの期限のある注文方法は無理に使わなくてもかまいません。期限のある注文はその期限が過ぎれば自動的に失効します。したがって、注文の取り消し忘れを防ぐために使うという意味合いが大きいと思います。あとは、明確な戦略がある人向けですね」
“キホンは成行。ストップ注文は必須&無期限”と覚えておけばいいんですね。戦略なんて程遠いので、しばらくはDayと週末は気にしないことにします。
■今日のナットク!■
「先日、指値注文して、翌朝チャートをチェックしたら、指値したレートに到達していたのに注文が約定していなかったんです。『指値がスルーされてる! なんで?』と思ったんですが、有効期限をDayにしていたので、早朝に注文が失効していたんですね。なんでそうなったのか、心底ナットク!」
次回は、それぞれの注文方法を詳しく見ていきたいと思います。
(第10回 “バーチャル取引”に挑戦!(5)へつづく)
■ザイFX!編集部からのお知らせ
「FXはじめて体験記」記事内の外為どっとコムに関する情報は、記事公開当時のものになります。したがって、注文方法や仕様、キャンペーンの内容などについて、現在とは異なる点がありますので、ご了承ください。
(最新のキャンペーンなどについては、外為どっとコムのウェブサイトなどでご確認ください。)
>>>外為どっとコム[外貨ネクストネオ]の最新スペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)