先週の1週間を一言でいえば、世界中の株は下落する一方で、為替市場では若干ではありますが、円安方向に振れるという相場展開となりました。
■米国株も日本株も下落する一方
ニューヨークダウ平均株価を見ると先週末は7365ドルと7400ドルを割り込んで終わっています。特に心配されているのは金融株。
ガイトナー財務長官が発表した金融安定化対策の内容が曖昧であるとの見方から金融株が下落したことが要因でした。シティグループやバンク・オブ・アメリカ(BOA)などが国有化されるのではないかとの見方も広がり、株価が急落する局面もありました。
日本株もダメ。日経平均は先週末7500円を割り込んでの引けとなりました。他の国でも株価は週末にかけて急落しました。
■株と為替の相関が崩れてきているのはなぜか?
これまでの経験則では株式市場が軟調になると為替相場では円高傾向が強まるということでしたが、今回はそういう相場展開となっていないことをまず頭によく入れておくことが必要です。
つまり、株価と為替相場の相関が崩れてきているということです。

こうした相場展開になっている要因の1つは、どうやら特殊な円売りが出ていたらしいということです。
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