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ユーロ/円はボックスを上抜けていない。
正攻法は「ユーロ売り・円買い」だ

2010年11月02日(火)19:46公開 [2010年11月02日(火)19:46更新]

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 今週は外国為替相場にとって重要なイベントが目白押しだ。

 まず、11月2日(火)は米国の中間選挙が行われるが、事前予想では民主党の苦戦が伝えられている。

 米国の選挙は下馬評どおりの結果に落ち着くことが多いので、今回は民主党が敗れ共和党が勝つのだろう。

 そうなると、オバマ政権には議会という足かせがはめられることになり、世界の政治にも大きな影響を与えることになりそうだ。

■外国為替市場で重要なのは米国中間選挙よりFOMC

 しかし、外国為替市場にとってより重要なのは、選挙後に開かれるFOMC(連邦公開市場委員会)だ。

 米国はすでにゼロ金利政策をとっており、残された手段は追加の金融緩和策しかない。

 その規模をマーケットは5000億ドルと予想して動いている。

 そのためFOMCを直前に控えた今、マーケットの関心は「その規模が予想と合致しているのか?」「どんな形で金融緩和が実施されるのか?」といったことに移っている。

 FOMCの動きは最大限注目したいところだ。

 さらに11月5日(金)に米国雇用統計の発表が控えている。

 FOMCの陰に隠れているが、為替市場にとっては毎月恒例のイベントなので油断はできない。

 ただ、米国の景気が低迷を続けているので、失業率などの数字に劇的な改善が見られるとは思えない。

 また、同じ11月5日(金)には日本銀行の政策委員会・金融政策決定会合が、11月15、16日予定分の前倒しの形で開催される。

 日銀関係者は認めていないが、これはFOMCを意識した前倒し開催なのだろう。為替市場の視点ではこれは「付録」に過ぎないものの、もちろん無視できるわけでもない。

今週は年内でもっとも重要な週となるだろう。何が起こるか予測がつかないが、投資家のみなさんはそれぞれの出来事に対して臨機応変に、しっかり対応してほしい。

■高値圏での乱高下は天井を示唆する

 ユーロ/円の水準は、「このところの(目先の)ボックス相場」=「下限105円程度、上限115円程度」の高値圏で、こう着している。

 高値は115円台があったが、上に明確に抜けたとは言えない。つまり、ボックス相場はブレイクされていない。

 大きく乱高下している状況だが、結局は、「このところの(目先の)ボックス相場」=「下限105円程度、上限115円程度」の範囲内での上下動となっている。

「明確な判断ができるまでは、考え方を変えてはいけない」のは相場に臨む際のセオリーだ。

高値圏で現れる大きな上下動(=高値圏での乱高下)は、天井を示唆する値動きであることが多い。つまり、「今後、ユーロ/円は下落する」と考えているが、現状のチャート分析からだと明確なシグナルはない。

■今後、さらなる急落があっても不思議ではない

 以下のユーロ/円(EUR/JPY)週足チャートをご覧いただきたい。これは300本足(=300週)のチャートとなっている。
ユーロ/円 週足(クリックで拡大)

 ユーロ/円は、2006年半ばから2008年半ばにかけて、下限149円程度、上限170円程度の「ボックス相場」を作った。

 このボックス相場は、結果的に「ヘッド&ショルダー」(※)を完成し、その後の大暴落(クラッシュ)の原因となった。このボックス相場を「緑の水平線」で表示している。

 2008年の大暴落(「ヘッド&ショルダー」のクラッシュ)の後、2008年後半から、2010年4月まで、ユーロ/円は上限140円程度、下限112円程度の「ボックス相場」を形成していた。

 上のチャートでは、ボックス相場の上限140円程度、下限112円程度をそれぞれ「ピンクの水平線」で表示している。

 そして、今年(2010年)の5月に112.00円を下に割り込んだことで、再度、「売りシグナル」を発した、と考える。

 直近のユーロ/円は、週足チャートで見ると、112円を中心とした保ち合いが続いている。

 しかし、上限140円程度、下限112円程度の「ボックス相場」を下に抜けたのだから、今後、さらなる急落があっても不思議ではない状態が続いている、と考えている。

 上のチャートで「青の破線」は、現在のレジスタンス・ラインだが、大局で見れば、ユーロ/円は、この「青の破線」のレジスタンス・ラインに従って下落している、と言える。

(※編集部注:「ヘッド&ショルダー」はチャートのパターンの1つで、天井を示す典型的な形とされている。人の頭と両肩に見立てて「ヘッド&ショルダー」と呼び、仏像が3体並んでいるように見えるため「三尊」と呼ぶこともある)

■以前は上限140円程度、下限112円程度のボックス相場

 以下のユーロ/円(EUR/JPY)週足チャートをご覧いただきたい。これは180本足(=180週)のチャートとなっており、先に示した300本足の週足チャートの最後の部分を拡大した格好だ。
ユーロ/円 週足(クリックで拡大)

 このサイズで見た方が、上限140円程度、下限112円程度のボックス相場だったことが明瞭になるだろう。

 次はユーロ/円の日足チャートを…
 
■レジスタンス・ラインが近づいてきた

 以下のユーロ/円(EUR/JPY)日足チャートをご覧いただきたい。これは300本足(=300日)のチャートとなっている。
ユーロ/円 日足(クリックで拡大)

ユーロ/円は引き続き当面のところ、下値105円程度、上値115円程度のボックス相場だと考える。上のチャートでは下値105.40円、上値115.70円に「緑の水平線」を描いている。

 115.00円を上に抜けているが、115.00円がチャート・ポイントというわけではなく、引き続き、「下値105円程度、上値115円程度のボックス相場」が持続している、とみる。

 なお、この日足チャートでは、本来のレジスタンス・ラインを「青の破線」で表示している。

 今年のゴールデンウィーク前は、「青の破線」のレジスタンス・ラインと119円台ミドルの水平線(=ピンクの水平線)で、「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成し、ゴールデンウィーク中にそれを下に抜けた、つまり、売りシグナルを発したと考えている。

 「青の破線」のレジスタンス・ラインは、以前は、かなり上方に乖離していたが、最近になって近づいてきた。

 本来は、この「青の破線」の上方外側に、ストップ・ロス・オーダー(損切り注文)を置いて、「ユーロ売り・円買い」を行うのが正攻法と考える。

 ただ、「青の破線」のレジスタンス・ラインが近づいたことで、レジスタンス・ラインを上に抜ける場合も想定しておく必要が出てきた。

 しかし、今回のケースでは、仮に、115円台ミドルないし115円台後半を上に抜けても、次のレジスタンスが119円台ミドル程度にある、と考えている。上のチャートでは、119.50円を「ピンクの水平線」で表示している。

■米ドル/円への介入の影響でユーロ/円相場も変化

 以下のユーロ/円(EUR/JPY)日足チャートをご覧いただきたい。これは180本足(=180日)のチャートとなっている。
ユーロ/円 日足(クリックで拡大)

 ユーロ/円は、下限107円程度、上限115円程度のボックス相場を下にブレイクし、「売りシグナル」を発した、と考えていたのだが、9月中旬に米ドル/円で「米ドル買い・円売り介入」が実施された影響を受けて、ユーロ/円も激しく上昇した。

政府・日銀の介入によって相場水準が変化したことで、ユーロ/円は、改めて「下値105円程度、上値115円程度のボックス相場」を作った、と考えている。

 ユーロ/円のチャートを改めて見てみよう。4月下旬から8月中旬ころまでは、「下値107.20円、上値114.80円のボックス相場」だった、と考えている。

 そして、それが9月下旬以降、下値、上値ともに拡大して、「緑の破線」で示した「下値105.40円、上値115.70円のボックス相場」にシフトした、とみている。

■正攻法はあくまで「ユーロ売り・円買い」

 ユーロ/円は引き続き、下値105円程度、上値115円程度という当面のボックス相場のインサイド(内側)にある。

 便宜的なストップ・ロスを115円台ミドル、ないし115円台後半程度に置いて、「ユーロ売り・円買い」を行うことが、トレードの正攻法だと考える。

 115円台ミドル、ないし115円台後半程度のストップ・ロスがつくようならば、その後、119円台ミドルよりも上にストップ・ロスを置ける水準になったところで、再び「ユーロ売り・円買い」を行えるように、態勢を整えるべき、と考えている。

 つまり、115円台ミドル、ないし115円台後半程度のストップ・ロスがつくようならば、117円~119円台で、「ユーロ売り・円買い」を行うことを考える、ということだ。

(2010年11月2日 東京時間16:50記述)
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松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

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