
■週足チャートでユーロ/ドルの動きを振り返る
上のユーロ/ドル(EUR/USD)の週足チャートを見ると、レジスタンスを、上に抜けた際に力強く上伸していることが読み取れる。
上伸した後は、しばし調整してから、改めて、次の上にできたレジスタンスにトライする、といった値動きを繰り返している。
そういった値動きを長期にわたり、繰り返しながら、1.6000に到達したことがわかる。
直近のところでは、ユーロ/ドル(EUR/USD)は、[1.5300−1.6000]の「ボックス相場」を形成していた。
この「ボックス相場」をこの8月に下に抜けた(下に放たれた)。
ボックスの下限[1.5300]を、完璧に下に抜けてからの、下落スピードは速かった。

■1.53を下に抜けたことで明瞭なユーロ売りドル買いシグナルが点灯
今回の急落場面では、上図の青の実線(サポート・ライン)を割り込んだ時点(上図の【B】)で、「ユーロ売りドル買い」のシグナルをつけた。
ただし、【B】の時点では、まだ、[1.5300−1.6000]の「ボックス相場」が継続している可能性が残る。
サポートライン(青の実線)を割り込み、ボックスの下限[1.5300]を、完璧に下に抜けた時点(上図の【C】)で、明瞭な「ユーロ売りドル買い」のシグナルをつけた。
今年(2008年)の4月にも、サポートライン(青の実線)を割り込み、急落したチャート・ポイントがあった(上図の【A】)。
そのポイントも、ユーロ/ドル(EUR/USD)下落のシグナルであったが、2008年4月、5月の時点では、[1.5300−1.6000]の「ボックス相場」を形成する過程であり、[1.5300]が新たなチャート・ポイント(サポート)として働き出したために、結果として、ユーロ/ドル(EUR/USD)は、「高値保ち合い」となった。
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