ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

志摩力男_グローバルFXトレード
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒

少額1通貨単位から取引ができるSBIFXトレード!ザイFX!限定キャンペーン中!

松田哲の「FX一刀両断!」
バックナンバー

日本単独の介入があれば絶好の売り場!
「輸出企業のために…」なんて甘えるな!

2010年09月08日(水)12:26公開 [2010年09月08日(水)12:26更新]

【ヒロセ通商】ザイFX!限定 最大11000円キャッシュバック実施中!

 今年前半には、「米国の出口戦略」について語られるケースが目立った。これは、今年の秋口以降に米国経済が回復し、ドル金利の引き上げが行われるといった希望的観測が強かったのだろう。

 その「今年の秋口」になったが、米国経済などを見渡して、「米国の出口戦略」については来年以降に考えればよいと思っている。

 そもそも、米国経済に回復の兆しがさほど見えないのだから、ムリヤリ回復の兆しを探すのではなく、実際に米国経済が良くなって、経済指標に回復傾向が現れてから、「米国の出口戦略」について語ればよい

 今年後半に米国経済が良くなる保証はまったくない。

 失業率が9%台でウロウロしている状況では、米国経済はまったくダメな状態だと言える。

■「三角保ち合い」を下抜けたら「売り」となるが…

 続いては、米ドル/円の週足チャートをご覧いただきたい。

 これは300本足(300週分)のチャートだ。
米ドル/円 週足(クリックで拡大)

 前述のように、米ドル/円のトレンドは「米ドル安・円高」で変わらずだと判断している。チャートには、現在のレジスタンスラインを緑の破線で示した。

 一方、このところの安値と安値を結んだラインを青の破線で示している。

 すると、米ドル/円を週足チャートで見た場合、緑の破線と青の破線で「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成していることが見て取れる。

 この「三角保ち合い(ウェッジ)」が形成された場合、緑の破線を上抜けたら「買い」、青の破線を下抜けたら「売り」となる。

 なお、83円台ミドルの安値を更新して下落する場合でも、その下には歴史的な米ドル/円の安値である80.00円(正確には79.75円)が控えていることを付け加えておく。この80.00円(正確には79.75円)近辺は、強烈なチャートポイントであろう。

■米ドル/円はGW前後から一定のスピードで下落している

 最後に、米ドル/円の日足チャートをご覧いただきたい。

 これは180本足(180日分)のチャートだ。
米ドル/円 日足(クリックで拡大)

 日足チャートで見ると、米ドル/円がゴールデン・ウィーク前後から、緑の破線で示したレジスタンスラインに従って、一定のスピードで下落していることがわかる。

 そして、2本の緑の破線で示した平行線の内側に、ピンクの破線で平行線を描くこともできる。

 2本のピンクの破線に従っているのだから、現在の米ドル/円が、一定のスピードで下落していると断定できる。

■日本単独の介入が行われた場合、そこは絶好の売り場

 引き続き、考え方は変わらない。

 大局で、トレンドで戦うならば、ここでの米ドル/円の「買い」はセオリーに反する。

 米ドル/円を取引するならば、どこかで「米ドル売り・円買い」のポジションを持つべきだ。

 しかし、90.00円割れの現在の水準である80円台でショートポジション(売り持ち)とするのは、精神的に苦しいところだ。85円も割り込み、このところの新値を更新している状況で売るのは、特につらい。

 それでも、ポジションを小さくして、負けてもよいくらいの覚悟で「米ドル売り・円買い」とすべきであろう。

 個人的には、ここで米ドル/円を買うぐらいなら、相場をやらないほうがよいと、引き続き考えている。

 「介入」を期待する声は大きいが、仮に「介入」が行われても日本単独の介入であり、米国や欧州の協力は得られず、協調介入となる可能性はないだろう。

日本単独の介入で米ドル/円が反発上昇するようなことがあるならば、その上昇したところで「米ドル売り・円買い」をすべきだ

 現在の与件から判断すれば、日本単独の介入は、絶好の売り場を提供するだけだ。

 また、介入が実施されるか、されないのかは事前に考えてもわからず、わからないことを堂々巡りで考えることは、時間のムダだ

 介入が実施されてから、迅速に対応できるように今から体制を整えておくことが大切だろう。

■円高で困っているとアピールしている輸出企業だが…

 さて、9月7日(火)の夜になって、改めて新値を更新して、円高が進んでいる。執筆時点の米ドル/円は83.50-55円にある。

 今も、テレビの報道番組で、介入すべきだといったコメントを、シャアシャアと述べているコメンテーターがいる。

 世界の情勢を比較せず、自分の知っている範囲(主に日本国内の情勢)だけで介入すればよいと「間違ったコメント」を視聴者にすり込んでいるように感じる。

 マスコミは本来、その影響力を自ら意識し、考えて、もっと正しいコメントを視聴者に届けるべきだと、苦々しく思いながらテレビの画面を眺めている…。

 為替レートに関与している企業は、為替レートの値動きに自らを対応させることで生き残りをかけている。

「円高で輸出企業が困るから介入すればよい」という発想は、単なる「甘え」であって、企業が本当にそう考えるのならば、自らの責任を放棄しているだけだ

 最近の輸出企業は「円高で大変だ!」と騒いでいるが、それならば、昨年や一昨年のように現在よりも円安水準であったとき、彼らは大儲けしていたのではないだろうか?

 そういったときには、株主や消費者に利益を還元せず、内部留保をため込んでいたのではと、疑ってしまう。

円高で困っていることばかりをアピールするのは、株主や消費者に「いいわけ」するための伏線だと考えている。

(2010年9月7日 東京時間22:50記述)
松田哲の「FX一刀両断!」
松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

執筆者のサイト

当コラムのバックナンバー

>>>バックナンバー一覧

ザイFX!公式twitter フォローしてね

ザイFX!公式フェイスブック
現在 いいね数 2814人 ザイFX!のFacebokにいいね!する

ザイFX!公式ツイッター(@ZAiFX)
現在のフォロー者数 108005人 ザイFX!のtwitterをフォローする

FX会社徹底比較 キャンペーンで比べる 初心者にやさしい 1000通貨取引可能 10種類の項目で比較 取引コスト スワップポイント 通貨ペア レバレッジ 為替ニュース 入出金サービス 注文機能・システム モバイル対応 ロスカット・メール機能 会社の信頼性
【全44口座徹底調査】スプレッドやスワップポイントがお得なFX会社は? FX会社比較!
最短5分で決着、最低50円から取引可能!人気のバイナリーオプションを徹底比較!
FX会社のiPhone対応を徹底比較!
システムトレード(シストレ)口座を徹底比較!
NYダウや金にも直接投資できる CFD取引会社を徹底比較!
メキシコペソ/円のスワップポイントを徹底比較!
FX初心者のための基礎知識入門
外貨ex byGMO[外貨ex] キャンペーン比較 外為どっとコム[外貨ネクストネオ]
外貨ex byGMO[外貨ex] キャンペーン比較 外為どっとコム[外貨ネクストネオ]
『羊飼いのFXブログ』はこちら
FXと為替の総合情報サイト「ザイFX!」カンタンナビ
「ザイFX!」をまるっとすべて見たい人は → 「ザイFX!」トップページへ
プロの為替相場見通しなどが知りたい人は → 「ザイFX!の有料・無料メルマガ」
メタトレーダー4(MT4)の情報を知りたい人は → 「ザイFX!×メタトレーダー(MT4)」
ビットコインなど仮想通貨の情報を知りたい人は → 「ザイFX!×ビットコイン」
FX初心者のための基礎知識入門

相場を見通す 超強力FXコラム












元ミス慶応 葉那子と[FXトレード戦略指令!]でFXトレードを始めよう!



ザイFX!のMT4専門サイト ザイFX!×メタトレーダー4(MT4)


ザイFX!メルマガ