この間にFXの認知度は飛躍的に向上し、今もなお業界全体の口座開設数が増え続けていて、個人投資家の外国為替取扱高も伸び続けている。
このような状況下で多くの会社がFXに参入し、一時は200社を超えるまでになったFX業界だが、そのすべてが健全な会社とは言えないのが正直なところ…
その後のM&Aや経営破綻で、現在では130社あまりに数は減ったが、FX業者の法令違反、行政処分、破綻など個人投資家へのトラブルは消えそうにない。
「健全なマーケットを作りたい」とか、「個人投資家の財産形成の一助となるようなFX業界でありたい」と心から思う人々の願いがかなう日は、いつやってくるのだろうか?
1月21日(木)の夜、都内某所で開かれたFXトレード・フィナンシャルの関係者向けセミナーに行ってきた。
FXトレード・フィナンシャル(旧エフエックスフォー・ジャパン)は2006年6月に設立された会社で、鶴泰治さんが代表取締役社長、太田順也さんが取締役副社長を務める。2人とも、三菱信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)で長らく為替ディーラーをなされていたそうだ。

セミナーでは、まず、社長の鶴さんから、FX業界の現状とご自身の見方をお聞きした。
長らく外国為替市場に身を委ねている鶴さんにとって、冒頭に書いたような日本のFX業界の現状、すなわち、不祥事が多発するような状況はガマンならないのだろう。
つねに「個人投資家目線」を念頭に置き、“為替プロ集団が経営するFX業者”を設立したいとの思いで、FXトレード・フィナンシャルを設立されたそうだ。
■「約定率」と「最低スプレッド実績」がなぜ大事?
外国為替は透明性や流動性が高く、世界で最も洗練された金融商品と言われるほどで、それを投資対象とするFXは、投資効率の良さや24時間取引可能なことなどから、個人投資家の資産形成に優れたものだ。
しかし、取引を行う上で、自分が使っているFX会社の態勢がぜい弱であっては、安心して取引を行うことはできない。
その点で、FXトレード・フィナンシャルは、個人投資家のニーズにマッチした商品をそろえて、かつ、リーズナブルなプライスと流動性を提供できる体制を構築している。
ここからは、FXトレード・フィナンシャル市場営業部のカワノさんのお話から、同社の“強み”を4つピックアップしてみた。
まず、FX業界最高水準のスプレッドと約定率が、FXトレード・フィナンシャルの“ウリ”として挙げられる。
低スプレッドを宣伝するFX会社は数多くあるものの、流動性があるときでもスプレッドが広がっていて、狭いスプレッドがほとんど提示されていないとか、約定しにくいという経験は、読者の皆さんの中にも多いことだろう。
だが、FXトレード・フィナンシャルは、「約定率」と「最低スプレッド実績」を強みとして強調している。

ここで、新規決済を行い、決済時にも1銭ずつ不利な方向へのレート変動が発生した場合を例にして見てみよう。
FXトレード・フィナンシャルの約定率は99.2%。米ドル/円の最低スプレッドは1pipsだから、「1pips+(100%−約定率99.2%)×2pips[往復分の変動値]」で、1回の往復分のコストは1.016pipsになる計算だ。
実は、取引コストを比べると、これがいちばん安い!
同様に計算すると、例えば、スプレッドは0.8pipsと狭いけど、約定率70%のある会社の場合だと、コストは「0.8pips+(100%−70%)×2pips」で1.4pips。スプレッド2pipsと広いけど、100%約定する会社ならば、「2pips+(100%−100%)×2pips」で2pipsのコストがかかる。
FXトレード・フィナンシャルが最も有利なのは一目瞭然だ!
ちなみに、「最低スプレッド実績」は、昨年12月の米ドル/円で91.12%を記録しており、ユーロ/米ドルなら98.83%だった。
米ドル/円なら1pips、ユーロ/米ドルなら2pipsという最低スプレッドを、キッチリと提示し、かつ、約定できるようになっている!
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