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ドル/円は100円に戻るのだろうか?

2009年01月06日(火)15:22公開 [2009年01月06日(火)15:22更新]

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■米長期金利3%、ドル/円98円になるのか!?

 私は昨年末にかけて、米長期金利は下がり過ぎの可能性があると述べてきました(「ドル/円は一気に90円割れに向かうのか? それとも!?」などを参照)。

 その一つの根拠は、移動平均線との関係でした。下図は、比較的短期の200日移動平均線、そして長期の5年移動平均線、それぞれからの米長期金利かい離率の推移を見たものですが、ともにこれまでにないほどマイナスかい離が拡大、つまり「異常な下がり過ぎ」の可能性を示していました。
 このようなグラフから考えれば、この年末年始の米長期金利上昇は、下がり過ぎの修正ということになるでしょう。そして、この間の金利上昇を受けて、移動平均線からのマイナスかい離率も縮小しています。

 それでも、これまでの常識なら、200日線からのマイナスかい離率が20%、5年線からの同かい離率が30%でも「下がり過ぎ」圏ということになるのですが、まだまだその水準までも戻っていません。それでは、今回の動きが下がり過ぎの修正で、最低でもその程度の水準まで戻るなら、米長期金利は3%前後まで上がっていくといった見通しになります。

 さて、ドルはそんな米長期金利次第という状況がこれまで続いてきました。それがさらに続くなら、米長期金利が3%前後に達した時に、ドル/円はいくらになるかというと、97~98円という見通しになるのです。

■「100年に一度の危機」 VS 「30年の常識」

 これまで見てきたように、移動平均線との関係で見ると、この間の米長期金利が過去数十年で見て「下がり過ぎ」だったことは明らかです。

 ただ、それが「究極」や「限界」というものかどうかはわからない。何といっても「100年に一度の危機」とされているのですから、「20~30年の常識」から見たら下がり過ぎということも、絶対的なものではありません。

 その一方で、いくら「100年に一度の危機」だといっても、「20~30年の常識」がまったく参考にならないというほど軽いわけでもないでしょう。「30年の常識」からすると異常な下がり過ぎになっているという事実は「それなりに」留意する必要があると思います。

■「異常なリスク回避」の正常化→高金利通貨上昇

 相場は行き過ぎることが常、一方で行き過ぎた相場はいずれ必ず修正される。このコーナーで私が一貫して述べていることですが、この年末年始の米長期金利の動きが、そんな行き過ぎ相場修正の本格的始まりなのかどうかが、目先の焦点になるでしょう。

 ところで、これまで見てきたように、100年に一度の危機の中で、米長期金利は「下がり過ぎ」の限界かはわからないが、少なくとも「30年の常識」の中では「異常な下がり過ぎ」となっていました。

 これは、リスク回避の中で起こった現象の一つですから、別な言い方をすると、リスク回避自体が行き過ぎになっていた可能性があるということになります。

 つまり、「異常なリスク回避」の正常化の一つが米長期金利下がり過ぎの修正であり、リスクへの回帰ということになります。

 では為替市場におけるリスクへの回帰とは何かといえば、高金利通貨へのシフトが基本でしょう。このような脈略で考えれば、年末年始、ドル/円以上にクロス円(ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の上昇が目を引いたのも当然と言えるでしょう。
高金利通貨の代表・豪ドル/円4時間足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/円 4時間足

■「年前半円安、後半円高」の可能性

 今回私は、米金利下がり過ぎの修正や、行き過ぎたリスク回避の修正といったことを述べてきました。ただ、世界経済を楽観的に考えているわけではありません。経済状況が厳しいことは、わかっています。

 ただ、相場には、ちょうど昨年12月初めの米雇用統計発表時のように、悪い内容でもそのとおりの反応にならないケースがあります(「なぜ『最悪の雇用統計』でも円安になったのか?」参照)。

 その多くの場合は、相場が行き過ぎているということです。言い換えれば、悪いことは悪いのだけれど、それをあえて誰かから言われなくても、世界中がわかり過ぎるほどわかっているということかもしれません。

 相場が上がったから悪くないわけではない、悪くても相場が上がることはある。だから私は、このコーナーで「相場とファンダメンタルズは別物」と述べてきたのです(「なぜ『最悪の雇用統計』でも円安になったのか?」などを参照)。

 新年早々で年間の為替見通しも多く出ていますが、基本的には「年前半円高、後半円安」のような予想が多いようです。しかし、私はむしろその逆になるかもしれないと思っているのです。
吉田恒の「データが語る為替の法則」
吉田 恒 (よしだ・ひさし)

1985年、立教大学文学部卒業後、自由経済社(現・T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社。同社の代表取締役社長、また、投資情報事業を展開するT&Cグループの持ち株会社であるT&Cホールディングス取締役などを歴任。2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケット エディターズ」の日本代表に就任。また、「M2J FX アカデミア」の学長も務めている。
一方、国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的におこなっている。2000年のITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年の円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。著書に『さよなら円高』『YENの悲劇』(ともに廣済堂出版)、『投資に勝つためのニュースの見方、読み方、活かし方』(実業之日本社)、『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)、共著に『通貨大動乱』(総合法令)がある。また、DVDに『こうすればFX予想は当てられる!』(パンローリング)がある。

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