「オージー」は「豪ドル(AUD)」のことです。この文章では「オージー(AUD)」で記述していきます。

オージー/円(AUD/JPY)は、長きにわたり、「おおよそ88円から107円程度の大きなボックス相場」を形成してきた。
もう少し正確に言えば、2006年夏~秋頃から2008年夏にかけて、約2年にわたり、「おおよそ88円から107円程度の大きなボックス相場」だったと言える。
■ヘッド・アンド・ショルダーを完成させたオージー/円
ネック・ライン(下値サポート)の88円を割り込んだことで、大きな眼で見れば、「ヘッド・アンド・ショルダー」(三尊天井)を完成した、と見ることができる。
ネック・ライン(下値サポート)は、86円程度だ、といった考えもあり得る、と考える(添付チャートの「Neck Line2」参照)。
ネック・ライン(下値サポート)は、「86円程度から88円程度のゾーン」と考えてもよい。
いずれの考え方を取っても、今月(2008年9月)、ネック・ラインを下に割り込んでいる。
オージー/円(AUD/JPY)は、ネック・ラインを下に割り込んだことで、『ヘッド・アンド・ショルダー』を完成した、と考える。
先週末(9月12日金曜日)のニューヨーク市場では、大きく下落した後の、調整(リバウンド)上昇で、いったん、割り込んだネック・ラインを、再度、切り上げて反発上昇しているが、ネック・ラインを下に割り込んだ時点で、『オージー/円(AUD/JPY)の売りのシグナル』が点灯した、と考える。
つまり、その時点で、「オージー売り円買い」のトレンドに転換した、と考える。
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