新たに外国為替取引をすることになった人たちに、私はよく質問をしてみます。
「『売り』と『買い』では、どちらが大切でしょうか?」
ほとんどの人が、
「同じ」
と答えます。
あるいは、
「同じじゃないんですか?」
と逆に問い返されます。
「答えは、『売り』」
と私が言うと、
「どうしてですか??」
と不思議そうに聞いてきます。
『ドル円相場』の場合、ドルの上昇はゆっくりで、ドルの下落は速い。
これは、なぜなのか?

■ずっと昔から、ドル円の上昇はゆっくりで、下落は速い
それなりに、自分で考えている理由はあるのですが、それは後で書くとして、とにもかくにも、理由は何であれ、ドルが上昇する時は、ジグザグを繰り返してゆっくりと上昇するし、ドルが下落する時は、ストンと一気に落ちる。
このことは、つい最近の相場を振り返ってみても納得がいくのではないでしょうか?
しかし、これは今回に始まったことではなく、いつもそうなのです。
『ドル円相場』が固定相場制から変動相場制に移行して以来、そうであったといっても過言ではないでしょう。
少なくとも、過去20年程度のチャートを確かめれば、誰も否定できないことでしょう。

そして、このことは、特に『ドル円相場』に限ったことではないのです。
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