この「青の破線(太線)」は、2007年6月の高値124円台と2008年8月の戻り高値110円台を結んだ線である。この平行線を2008年3月の安値95円台に移動させると「青の破線(細線)」になる。
■上下動を繰り返しながら、下落トレンドは続いている
2007年6月の124円台から現在までの値動きは、この平行線のインサイド(内側)に収まってしまう。
別の言い方をすれば、2007年6月の124円台から現在まで、上下動を繰り返しながら一定のスピードで徐々に下落しており、その傾向に変化はない。
現在も下落期間が継続しており、一定のスピードで徐々に下落している。
「緑の実線」で示したのは、短期的なサポート・ライン。
長いスパンで見れば、ドル/円は一定のスピードで徐々に下落している(ドル/円は下落トレンドの中にあり、継続している)。
しかし、リバウンド(反発上昇)する場面もあり、現時点はリバウンドしている状況にある。リバウンドする際には、一定のスピードに従って上昇しているのだ。
つまり、リバウンドする場面では、「緑の実線」で示した短期的なサポート・ラインに従って上昇している。
■サポート・ラインを下抜け「ドル安/円高トレンド」は続く
下の日足チャートで見ると、昨年(2008年)12月と今年(2009年)1月に、87円台を2回つけてからは、「ピンクの破線(太線)」で示したサポート・ラインに従って、ドル/円が上昇している様子がわかる。
100円台乗せにトライして失敗した後では、いったん急落して93円台を見るが、そこ(93円台ミドル)からは再び急反発している。この急反発のスピードは、「青の破線(細線)」で示したサポート・ラインに沿っている。
大きな流れでは「ドル安/円高トレンド」が継続していると考えており、この日足チャートで示した「青の破線(細線)」と「ピンクの破線(太線)」の2つのサポート・ラインを、どちらも下に抜けて行くと予想していた。
「青の破線(細線)」で示したサポート・ラインについては、昨日(4月14日)に下に抜けた。
「ピンクの破線(太線)」で示したサポート・ラインを下に抜けるには、もう少し時間がかかりそうだが、こちらもいずれは下に抜けると考えている。
(2009年4月15日 東京時間11:50記述)
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