もっとも、昨日の英ポンドの反落は、ユーロ/英ポンドの急伸につられた側面が強く、ドルの軟調が一層露呈したとさえ見て取れる。ユーロ/英ポンドの1時間足を見ると、一目瞭然だ。
(出所:米国FXCM)
したがって、基本的にはドル安トレンドがこれから加速する公算が高いと思われる。ユーロ/米ドルが200日移動平均線を上抜けたならば、豪ドル/米ドルのように、一気に上放れていく可能性が高いと見ている。
それでは、ドル/円はどうなるか?
したがって、基本的にはドル安トレンドがこれから加速する公算が高いと思われる。ユーロ/米ドルが200日移動平均線を上抜けたならば、豪ドル/米ドルのように、一気に上放れていく可能性が高いと見ている。
それでは、ドル/円はどうなるか?
(出所:米国FXCM)
■ドル/円は次第に頭が重くなる可能性
ドル/円の日足を見ると、昨日の急伸によって再び200日移動平均線のサポートを確認した。これは、強いシグナルであるはずだ。しかし、気になるのは昨日の「上ひげ」の出現によって、99.74円での頭打ちを示唆していることだ。
このレベルは今年3月の高値と同水準であるだけに、近々に上抜けできなければ、上のチャートに茶色の円で図示したように、「三尊型(※)」のフォーメーションを形成していくリスクさえある。となれば、ドルの全面安と相まって、ドル/円の頭も重くなっていくと推測できる。
(※編集部注:「三尊型」はチャートのパターンの1つで、天井を示す典型的な形とされている。仏像が3体並んでいるように見えるためで、人の頭と両肩に見立てて「ヘッドアンドショルダーズトップ」と呼ぶこともある)
■ドル/円は再び100円台に乗せられるのか?
もっとも、このような分析は現時点ではあくまでサブシナリオである。ドル/円が上値追いとなるためには、再び100円台に乗せてくることが前提条件であることを提示しておきたいのが本音だ。
筆者自身にとって、昨日のドル/円の値動きは非常に意外だった。せっかく98円台で拾ったドルの安値をいち早く手仕舞いした後の上昇に苦笑いしかできなかったが、悔いはない。
というのは、トレーディングには感情を入れてはいけないからだ。素早く判断する必要があるだけに、判断した結果が間違いだったというリスクは常にある。当然のように、相場における行動も間違える可能性は常にある。
だから、いちいち感情的に自らの行動を振り返ってはならない。感情が入ると次に素早く判断して行動できなくなる恐れがある。それが命取りとなり、相場から撤退を余儀なくされたトレーダーを私は多く見てきた。
■ドル/円は次第に頭が重くなる可能性
ドル/円の日足を見ると、昨日の急伸によって再び200日移動平均線のサポートを確認した。これは、強いシグナルであるはずだ。しかし、気になるのは昨日の「上ひげ」の出現によって、99.74円での頭打ちを示唆していることだ。
このレベルは今年3月の高値と同水準であるだけに、近々に上抜けできなければ、上のチャートに茶色の円で図示したように、「三尊型(※)」のフォーメーションを形成していくリスクさえある。となれば、ドルの全面安と相まって、ドル/円の頭も重くなっていくと推測できる。
(※編集部注:「三尊型」はチャートのパターンの1つで、天井を示す典型的な形とされている。仏像が3体並んでいるように見えるためで、人の頭と両肩に見立てて「ヘッドアンドショルダーズトップ」と呼ぶこともある)
■ドル/円は再び100円台に乗せられるのか?
もっとも、このような分析は現時点ではあくまでサブシナリオである。ドル/円が上値追いとなるためには、再び100円台に乗せてくることが前提条件であることを提示しておきたいのが本音だ。
筆者自身にとって、昨日のドル/円の値動きは非常に意外だった。せっかく98円台で拾ったドルの安値をいち早く手仕舞いした後の上昇に苦笑いしかできなかったが、悔いはない。
というのは、トレーディングには感情を入れてはいけないからだ。素早く判断する必要があるだけに、判断した結果が間違いだったというリスクは常にある。当然のように、相場における行動も間違える可能性は常にある。
だから、いちいち感情的に自らの行動を振り返ってはならない。感情が入ると次に素早く判断して行動できなくなる恐れがある。それが命取りとなり、相場から撤退を余儀なくされたトレーダーを私は多く見てきた。
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