
昨年秋ごろから、私の配信しているメールマガジン【独断と偏見の為替相場】や、セミナーなどで、「ポンド/円(GBP/JPY)は、『ヘッド・アンド・ショルダー』を形成するのではないか?」と、それが形成される前にお話ししていた。
それは、まだ、完成していなかったのだから、「『ヘッド・アンド・ショルダー』が作られるのではないか?」といった個人的な思惑にすぎなかったのだが、結果として、その思惑は当たった。
■ポンド/円は今年年初にヘッド・アンド・ショルダーを完成
2008年1月2日、今年年初のマーケットで、ポンド/円(GBP/JPY)は、『ヘッド・アンド・ショルダー』を完成した。
2008年1月2日、東京市場がお正月で休場の、間隙を突くように、ポンド/円(GBP/JPY)は、ネック・ラインである219円を下に割り込んだ。
振り返って、俯瞰すれば、ポンド/円(GBP/JPY)は、219円を下に割り込んで以降、219円台にタッチしていない。
このことは、『売り相場で、売るチャンスは、一度だけ』である典型例を示している。
別な言い方をすれば、219円を「完璧に」割り込んだ、[218.40-50]レベルを売り、ストップ・ロス・オーダーを[219.50]に設定している場合は、2008年1月2日にポンド/円(GBP/JPY)を売って、現在(2008年9月下旬)に至るまで保有できる、ということでもある。
※もちろん、途中で利食いを行うことも戦術である。
※また、大きく下落する途中で、ストップ・ロス・オーダーを「200~205円程度」に近づけることは、セオリーでもある。
※利益を確保する意味で、途中で買い戻すことは、いっこうに構わない。
※ポンド/円(GBP/JPY)は、2008年3月に192円台ミドルまで下落した後で、2008年7月には215円台まで反発しているのだから、どこかで、いったんの利食いを行った方が「利口」だ。
ポンド/円(GBP/JPY)は、2008年7月に215円台の戻り高値をつけて、再度、下落(急落)を始めた。
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