金融市場のビッグニュースが相次ぎ、焦点が定まらない。
そのニュースは、決して良いものではない。だから、いっそう疲れるのかもしれない。
ビッグニュースになった企業の名前をざっと列記してみる。
「ベアスターンズ」「ファニーメイ」「フレディマック」「リーマン・ブラザーズ」「メリルリンチ」「AIG」。
こういった大きなところはテレビや新聞でも取り上げられるので、多くの人が知ることになるが、問題が起きているのは大きなところだけにとどまらない。
■米国中小金融機関の破綻はこれから増えてくる
これから、中小の金融機関の問題が顕在化してくるのは明らかだ。
ちょっと調べてみると、驚くことに、今年(2008年)の年初以降に閉鎖された米国の地銀は、ダグラス・ナショナル・バンクなど、すでに11行もある。
最近では、7月にファースト・ナショナル・バンク・オブ・ネバダとファースト・ヘリテイジが同時に破綻。
8月にはファースト・プライオリティ、コロンビア・バンク・アンド・トラスト、インティグリー・バンクが倒産。
9月にはシルバー・ステート・バンクが破綻している。
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