■大きなボックスの下限付近にあるユーロ/ドル
下図は、ユーロ/ドルの週足チャートです。
ユーロ/ドルは上限が1.4700程度、下限が1.2300程度の「ボックス相場」を形成し、現在は、そのインサイド、下限近辺にあります。
「そんなに大きな『ボックス相場』では、対応のしようがない」といった意見は理解しますが、大きかろうと、小さかろうと、事実を見つめるのが重要と考えます。
事実を認めれば、そのあとで、どのように対応するのか、アイデアは、自然と湧くのではないか、と常々思っています。
テクニカル(チャート)分析では、下限1.2300の手前では、いったん『利食いの買い(ユーロ買いドル売り)』となりますが、下限1.2300程度を、完璧に、下に抜ける場合は、『売り(ユーロ売りドル買い)』でついていく必要があります。
■下に抜けた場合のターゲットは0.99!
上記のとおりに、大きい「ボックス相場」を形成していたのですから、下限1.2300を、完璧に、下に抜ける場合は、かなり大きく(場合によっては急激に)、下落する可能性があります。
もし仮に、下限1.2300を、完璧に、下に抜けた場合の、テクニカル(チャート)分析のターゲットは、教科書どおりに考えるならば、0.9900程度になります。
1.2300−(1.4700−1.2300)=0.9900
「ボックス相場」を下落して放たれる場合は、その「ボックスの値幅」と同じ値幅分下落する可能性があるからです。
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