
■FRB議長重要証言で決まる米金利とドル相場の行方
ちょうど、この2月下旬には米国の中央銀行トップであるFRB議長による重要議会証言が予定され、これを受けて米金利が一方向に動くことが多いのです。そして、そんな米金利とドル/円は相関性が基本的に高い。だから、米金利が当面の方向性を決め、それに伴ってドル/円も大相場になるということではないでしょうか。
FRB議長には、年2回、とくに金融政策について重要な位置づけとなる議会証言があります。それは基本的に7月と、そしてこの2月に行われることが多いのです。
さて、FRB議長とは米国の金融政策を決める人。そして、その金融政策に関する年2回の重要証言ということからすると、この証言を受けて米金利が一方向に動きやすくなるのはわかる気がします。
そして、よくこのコーナーで説明してきたように(※)、そんな米金利とドル/円は相関性が高いとなれば、今年もFRB議長証言をきっかけに米金利とドル/円の動きが決まる可能性に要注意と言えそうです。
(※「英国が危機的状況で英ポンド暴落! 為替はリスク回避で円高の動きだが…」などを参照)

そして、それは、「魔の2月下旬」が4年連続となるかどうかも決めることになりそうです。
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