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「ファニーメイ」「フレディマック」の国有化は米大手証券の資本調達を助けるための手品か?

2008年09月10日(水)12:42公開 [2008年09月10日(水)12:42更新]

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 日曜日(9月7日)の未明に、米国はGSEの「ファニーメイ」「フレディマック」を、政府管理下に置く決定を発表した。これは、すなわち、米国政府の公的資金を注入するということで、2社が破綻することは回避された。

■「ファニーメイ」「フレディマック」は事実上の倒産

 しかし、結論から言えば、政府傘下に置かれるということは、「ファニーメイ」「フレディマック」は、事実上、倒産した、ということでもある。

 【GSE】は、Government Sponsored Enterprises(政府支援法人)の略で、米国版特殊法人のこと。形式的には民間の株式会社であり、その債務にはなんら明示的な政府の保証はないにもかかわらず、「暗黙の政府保証」が期待されて政府と同等の信用力を認められている。

 こういった法人をつぶすことは、米国の威信、信認にもかかわる。だから、米国は「ファニーメイ」「フレディマック」を政府管理下に置き、投資家に迷惑をかけないようにした。

 ただし、それも、大義名分にすぎないのではないか?
 本当の目的は、別にあるのではないか?

■「ファニーメイ」「フレディマック」国有化の真の狙いとは?

 今後、米国の大手証券(リーマン・ブラザーズ)が、新たな資本調達をしなければならないのではないか、といったことが、かなり以前からウワサになっていた。

 資本調達ができなければ、米国大手証券が倒産に至る可能性がある。
 資本調達ができない場合に、リーマン・ブラザーズがどうなるのか、一般投資家は、正確にはわからない(知らない、知らされていない)。

 しかし、米国の財務省やFRBは、米国大手証券(リーマン・ブラザーズなど)の財務状況を、当然知っている。

 だから、リーマン・ブラザーズが資本調達できなかった場合に、それでも存続できるのか? 倒産に至るのか? どうなるのかを、米国政府は知っている、ということだ。

 すでに、米銀行シティバンクや米証券メリルリンチが、中東のオイルマネーから、巨額の資本調達を行ったことは、誰でも知っている。

 すでに、先行して、米国の大手銀行、大手証券といった金融機関が、サブプライム・ローン問題に端を発する損失を補てんするために、中東のオイルマネーを筆頭に、世界中から、莫大な資本を借り入れており、もうこれ以上、資本調達がおいそれとできない状況になっている。

 マーケットで巷間ウワサされている資本の調達先は、韓国(韓国産業銀行)であるが、(あるいは、日本の野村証券の名前も挙がっているが)、その資本調達がうまくいくようにすることが目的で、米政府は、「ファニーメイ」「フレディマック」を、国有化したのではないか、と考えることも可能だ。

 万一、「ファニーメイ」「フレディマック」が倒産したならば、その時点で、経済与件の変化から、韓国は米国に出資しないだろう。

 大手金融機関が倒産した直後に、米国に投資をするような、そんな投資家はいない。

 「ファニーメイ」「フレディマック」が倒産しなくとも、米国政府が「ファニーメイ」「フレディマック」に、公的資金の注入をしなければ、彼ら(「ファニーメイ」「フレディマック」)は、自ら、資本調達に走らなければならない。

 「ファニーメイ」「フレディマック」が必要な資本が、どれくらいなのかは不明だが、発表された政府の枠は、総額で20兆円ほど。巨額の資本が必要なのは明白だ。

 少なくとも、民間市場から資本を調達するエリアに、「ファニーメイ」「フレディマック」がいなくなるだけで、かなり、資金の調達が行いやすくなる

 米政府は、建前上、私企業である大手証券に資本注入することはできない。
 ベアスターンズ証券の場合も、高等テクニックを使って、米政府は公的資金を使っていない。

 あれは、チェース・グループ(=ロックフェラー)が、救済しただけだ。

 今後、大手証券の資本調達がうまくいくのか、いかないのか、注目していたが、昨日(9月9日)のNY市場では、それがうまくいかないのではないか、といった思惑から、米国株式市場が大きく下落している。

 マーケット(金融市場)の目は、そちらにばかり集まっている。

 しかし、根本的なこと、もっと重要なことを忘れてはいけない。
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松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

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