一方、「売り」で注目されている通貨ペアは、1位がユーロ/円の30.6%となっており、以下、2位が米ドル/円で21.6%、3位がユーロ/米ドルで19.4%、4位が豪ドル/円で9.2%、5位が英ポンド/円で8.4%の順となった。

前回調査に引き続き、ユーロ/円、ユーロ/米ドルといった欧州通貨の売りにおける順位が比較的高い状態が続いており、根強く蒸し返されるギリシャ問題の懸念が反映されているとの見方を示している。
■個人の景況感が大幅に改善されている!
最後に、特別質問項目として「米連邦準備制度理事会(FRB)による、政策金利の引き上げの時期は?(1つだけ)」と尋ねたところ、「2010年10~12月期」(36.6%)がいちばん多く、以下「2011年1~3月期」(19.3%)、「2010年7~9月期」(18.3%)の順番となり、この3件の回答で75%近くを占めた。
この結果から、個人投資家の半数以上が、FRBの政策金利の引き上げは今年中に行われると見ていて、米国景気の回復ぶりを反映した米FRBの利上げ見通しは根強いようだとしている。

さらに、「あなた個人の景況感はいかがですか?(1つだけ)」と尋ねたところ、「良くなっている」と答えた割合が21.1%、「悪くなっている」が22.9%、「あまり変化なし」が56.0%という結果になった。
1月調査で同じ質問をした当時と比較すると、「あまり変化なし」と答えた割合が51.8%から4.2%ポイント増加し、「良くなっている」と答えた割合が11.3%から9.8ポイント増加した。
それに比して、「悪くなっている」と答えた割合が36.9%から14.0%の
減少となっている。
この結果、いわゆる景況感格差は、1月調査のマイナス25.6%からマイナス1.8%へと改善された結果となった。
日本では今後の収益持ち直しの見込みの企業が増加しているが、個人投資家層においても景況感の好転を実感する層が増えているようだと、外為どっとコム総合研究所では分析している。
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(ザイFX!編集部・小林由二)
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