G7諸国だけでも、解決できない。
だから、G20まで、枠を広げた。
しかし、途上国にもそれぞれの主張がある。(当たり前ではないか!)
だから、ますます、まとまりのない、集まりになった。
■現在のドル/円は「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成
これで、サミットも終わった。
そして、何も変わっていない(何も、改善されていないし、具体的に、変わったものはまったく何もない)。
であるならば、当然に、マーケット(外国為替相場)に関しても何も変わらない。
サミット前の状態(トレンド)に、変化がない。
ドル/円(USD/JPY)のトレンドは、「ドル安円高」。
ユーロ/ドル(EUR/USD)のトレンドは、「ユーロ安ドル高」。
ユーロ/円(EUR/JPY)のトレンドは、「ユーロ安円高」。
そう考えているが、もう少し短視眼的にドル/円を見てみよう。
現在のドル/円は、「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成している(下のチャートで緑の実線にて表示)。
この「三角保ち合い(ウェッジ)」は、時間の問題で、近い将来(かなり近い将来、場合によっては今日、明日にも)、必ず、どちらかに抜ける。
上でも、下でも、抜けた方向についていけばよい。
■ドル/円の上値のレジスタンスは102円程度
ただし、上値には、今年の夏(2008年夏)に110円台に乗せたあたりから降りてきているレジスタンスが待ち構えている(上のチャートで青の点線にて表示)。現在の上値のレジスタンスは、102円程度。
上に抜ける場合でも(上に抜けて、ドル買い円売りで、ついていく場合でも)、あまり、大きな利益を狙わずに、こまめに「利食いの売り」を行う必要がある。個人的には、そこまでやる必要がない(労多くして益少なし)と考える。
ドル/円(USD/JPY)のトレンドは、「ドル安円高」なので、上に抜ける場合でも、102~103円程度をメドに「ドル売り円買い」のポイントを探す方が穏当な対処法、とも考えている。
■下へ抜けたら90円台がメド。その下は80円まで何もない
下値は、先月(2008年10月)につけた、安値90円台が目先のチャート・ポイント。
「三角保ち合い(ウェッジ)」を下に抜ける場合は、目先90円台がメドになるが、ここを下に抜けると、もう下値のメドは[80.00]アラウンドまで、何もない。
年内に、簡単に、この目先の下値のメドである[90.00]を割り込むとは考えていないが、万一、近日中に、そういった値動きになる場合でも、「想定の範囲内」である。
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