まずは、米ドル/円の1つ目の月足チャートをご覧いただきたい。
上の月足チャートを見ると、米ドル/円は、上昇する際にはサポートラインの上にあり、下落する際にはレジスタンスラインの下にあることがわかる。
このチャートに、ピンクの実線で直近のレジスタンスラインを引いてみた。
すると、米ドル/円はすでにレジスタンスラインを上抜け、「下落トレンド」から「上昇トレンド」へと転換しているようにも思える。
では、2つ目の月足チャートをご覧いただきたい。
2つ目の月足チャートでは、直近のレジスタンスラインの傾きを緩めて、緑の実線のように引いてみた。
そうすると、まだ、レジスタンスラインを上抜けていないことになる。
■ドル/円は月足で「はらみ寄せ」を形成中
3つ目の米ドル/円の月足チャートを下に示したので、ご覧いただきたい。
これは、月足チャートの直近の部分を拡大したものだが、米ドル/円が「はらみ寄せ」を作っていることがおわかりいただけるだろう。
直前の足が大陰線で、今月の足がその大陰線にスッポリと納まっており、これが「はらみ寄せ」の形となっている。5月が大陰線で、6月の足がそれにスッポリと納まっている形だ。
「はらみ寄せ」のセオリーは、直前の足(5月のローソク足)の高値を上抜けたら「買い」、直前の足(5月のローソク足)の安値を下抜けたら「売り」だ。
ちなみに、5月の高値は94.99円で、安値は87.94円となっており、このどちらを抜けてくるかに注目している。

株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)