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米債バブル破裂で米ドルは90~95円へ!?
12月14日FOMCが最初の大きな岐路に!

2010年12月14日(火)東京時間 14:23

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 このカイ離率がプラス20%以上に拡大したのは、過去30年間で3~4回程度しかありませんでした。

 その意味では、短期的にはかなりの「上がり過ぎ」になっている可能性があり、いったんスピード調整があってもまったくおかしくはなさそうです

 ただ、米国の金利については、短期的な評価と中長期的な評価が大きく異なっている可能性があるということには要注意です。

■中長期では、きわめて異例な「下がり過ぎ」の可能性

この1カ月程度の短期間の上昇は行き過ぎ懸念がありますが、その一方で、中長期的にはむしろ正反対で異常な「下がり過ぎ」だった可能性があるのです

 私は、短期の行き過ぎを90日移動平均線からのカイ離率でチェックするのを基本にしている一方で、中長期の行き過ぎは5年移動平均線からのカイ離率でチェックするのを基本としています。

 「資料3」は、5年移動平均線からの10年もの米国債の利回りに対するカイ離率を見たものです。

 これを見ると、11月初めに一時2.5%割れまで米国の長期金利が低下した場面では、5年移動平均線からのカイ離率がマイナス40%程度まで拡大していたのです
資料3

 「100年に一度の危機」と呼ばれた2008年暮れに、米国の長期金利は2%割れ寸前まで低下しました。その際には、5年移動平均線からのカイ離率がマイナス40%を大きく超えたこともありました。

 しかし、これはそもそも「異常値」であり、今回のようにマイナス40%まで拡大したことも、きわめて異例な「下がり過ぎ」となっている可能性があるのです

■米金利3.5~4%、米ドル90~95円というシナリオ

 ここまでの話を少し整理しましょう。

米国の長期金利は、短期的には「上がり過ぎ」の可能性があるものの、中長期的では正反対で「下がり過ぎ」の可能性があるということです

 短期的な「上がり過ぎ」懸念というのは、この1カ月あまりで2.5%から3%を大きく超えるまで急上昇したことであり、中長期的な「下がり過ぎ」懸念というのは、一時3%を大きく下回るまで低下した動きが、10年に1~2回あるかどうかといった「下がり過ぎ」の可能性があるということです。

 つまり、10年に1~2回あるかどうかといった行き過ぎは「バブル」と言ってもよいでしょう

 この1カ月あまりに見られた米国の金利急上昇は、さすがにピッチがちょっと早過ぎる懸念はあるものの、異常な米国の金利低下(=米国債価格の「バブル」)が破裂したことで広がっている可能性があるということです。

米国債「バブル」の破裂がいよいよ始まった結果が足元の米国の金利上昇だとすれば、目先はともかく、基本的な流れとしては、米国の金利上昇がまだ続く可能性はあるということになりそうです

 また、このコラムでもよくご紹介するように、米国の金利と米ドルの相関性は高いです
資料4

 「資料4」は米国の長期金利と米ドル/円のグラフを重ねたものです。このところの米国の金利上昇が加速している点は目立ちますが、基本的な方向性は同じです

 前ページの「資料1」で確認した量的緩和後の米国金利上昇のよく似た動き、「アナロジー」がこの先も続くならば、米国の長期金利は来年2月にかけて3.5~4%へと上昇するでしょう。

 そして、米国の長期金利と米ドル/円の相関関係が続くならば、米ドル/円も来年2月にかけて90~95円へ一段高となる見通しになります

 このようなシナリオでよいのか、修正が必要なのか、最初に試されるのが12月14日のFOMCなのだと思っています。
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吉田 恒 (よしだ・ひさし)

1985年、立教大学文学部卒業後、自由経済社(現・T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社。同社の代表取締役社長、また、投資情報事業を展開するT&Cグループの持ち株会社であるT&Cホールディングス取締役などを歴任。2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケット エディターズ」の日本代表に就任。また、「M2J FX アカデミア」の学長も務めている。
一方、国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的におこなっている。2000年のITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年の円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。著書に『さよなら円高』『YENの悲劇』(ともに廣済堂出版)、『投資に勝つためのニュースの見方、読み方、活かし方』(実業之日本社)、『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)、共著に『通貨大動乱』(総合法令)がある。また、DVDに『こうすればFX予想は当てられる!』(パンローリング)がある。

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