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• 2019年12月20日(金)00時02分

  【ＮＹ為替オープニング】英中銀は予想ほどハト派に傾斜せずポンド売り一服

  ●ポイント
  ・米下院、トランプ米大統領弾劾訴追可決、史上3人目
  ・英中銀、金融政策を「7対2で金利据え置き決定」
  ・米国12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は0.3、予想を下回り6月来の低水準
  ・中国政府、米国産の化学、石油製品に対象の関税免除
  　・米・11月景気先行指数（前月比予想：+0.1％、10月：-0.1％）
  ・米・11月中古住宅販売件数（予想：544万戸、10月：546万戸）
  ・ジョンソン英首相「英国の欧州連合（EU）離脱後の移行期間のいかなる延長も除外」

  　19日のニューヨーク外為市場では米国経済の見通し改善期待にドルの底堅い展開か。ただ、米国12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は0.3、予想を下回り6月来の低水準になったことは、製造業が依然、関税の影響を受けていることを示唆している。米中の部分合意、米国が一部対中関税率を引き下げたことによる製造業への影響に今後注目される。本日は、米国の11月景気先行指数（前月比予想：+0.1％、10月：-0.1％）や11月中古住宅販売件数（予想：544万戸、10月：546万戸）が相場材料となる。

  
  また、世界経済への懸念が後退したため引き続きリスク選好の動きが優勢になると見る。米下院は予想通りトランプ大統領に対する弾劾訴追可決した。史上3人目となる。ペロシ下院議長は異例な措置として、上院で十分な票が獲得できるまで、送付を遅らせる方針を示した。現在のところ市場への影響は限定的。

  英国中央銀行は金融政策決定会合で市場の予想通り7対2で金融政策を据え置くことを決定。一部では利下げを主張する反対票が3票になるとの見方もあったことからハト派色が弱いとの見方にポンド売りが一段落した。

  ・ドル・円は、200日移動平均水準の108円79銭を下回る限り下落基調へ。
  
  ・ユーロ・ドルは、200日移動平均水準の1.1153ドルを下回っている限り下落基調。

  ドル・円109円43銭、ユーロ・ドル1.1145ドル、ユーロ・円121円95
  銭、ポンド・ドル1.3378ドル、ドル・スイスは0.9823フランで寄り付いた。

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