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• FXニュース：2009年12月09日（水）23時03分  

  市況-【ドバイ・ショック】のここまでの流れ

  【11月26日】
  ドバイ政府系持ち株会社である「ドバイ・ワールド」が事業再構築に向けた対応として、債務の返済延期要請を計画し、事業再構築に向けた対応として、全債務の支払い繰り延べを債権者に要請した。これを受け格付け機関のSPはドバイの4銀行をクレジット・ウォッチ（格下げを視野）に指定。ドバイ関連の債券を大量に保有している欧州系銀行の財務を圧迫するとの懸念が強まり、一連のドバイ・ショックの発端となった。
  
  【11月27日】
  ブラウン英首相、プーチン露首相が「ドバイ危機は封じ込め可能だ」「ドバイ・ショックに端を発する市場の混乱は一時的なものだ」と相次いで市場混乱の沈静化に努めたことで一旦沈静化の方向に。
  
  【12月1日】
  ショイブレ独財務相「ドバイの問題は金融恐慌に発展しないだろう」
  ボス・オランダ財務相「ドバイからのインパクトについて、過度に悲観的になる必要はない」
  
  【12月3日】
  UAE（アラブ首長国連邦）経済相
  「ドバイ・ワールドが債務を返済するのは時間の問題」
  
  大量に債券を保有するユーロ圏やＵＡＥから楽観的な発言が相次いだことで、ドバイ・ショックは沈静化する可能性が意識された。
  
  【12月7日】
  政府によるドバイ・ワールドの債務返済のための政府資産売却否定発言を受け、ドバイ・インデックスが急落。格付け機関ムーディーズは「金融の状況は依然として「DUBAI INC」の負債者にとって不利な状況にある」との見解を述べたことも後押しし、ドバイ・ワールドへの懸念が強まった。
  
  【12月8日】
  ドバイの不動産開発会社、ナヒールが上半期に36.5億ドルの損失を計上と一部メディアが報じたことを受け、ドバイ・インディックスが一段と下落したことで、ドバイ金融機関への財務圧迫懸念が強まった。

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