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• FXニュース：2020年12月15日（火）00時05分  

  【ＮＹ為替オープニング】米ワクチン接種開始を好感、リスクオン

  ■ポイント

  ・英国と欧州連合（EU）の通商交渉：EUのバルニエ首席交渉官「今週中にも合意成立する可能性」ドイツ「可能性がある限り、交渉を続ける」
  ・米、ワクチン接種開始
  ・OPEC、第1四半期の需要見通しを日量100万バーレル引き下げ

  　14日のニューヨーク外為市場では、米国で新型コロナウイルスワクチン接種が開始したことを好感したリスク選好の動きが優勢となると見られる。同時に、引き続き米追加経済対策の行方にも注目が集まる。与野党の協議で、何らかの合意が成立できれば、ワクチンへの期待も加わり米国経済への回復期待を受けて米国債相場はさらに下落する可能性があり、ドルを下支えすると見られる。

  また、英国と欧州連合（EU）の離脱を巡る通商交渉では期限としていた13日までの合意はなかった。しかし、交渉は継続。EUのバルニエ首席交渉官はEU大使に「今週中にも合意成立する可能性」を伝えたと報じられている。さらに、ドイツも、可能性がある限り、交渉を続ける姿勢を見せており、期待感からポンド買いに拍車をかけた。ただ、31日の離脱を控え、合意が成立しない可能性もあり、戻り高値からは合意ない離脱リスクを受けたポンド売りも予想され、上昇も限定的と見られる。さらに、ロンドン市は、ウイルス拡大で規制をさらに強化すると見られ、見通しの悪化もポンド売り材料となる。

  ・ドル・円は、200日移動平均水準の106円38銭を下回る限り下落基調。
  ・ユーロ・ドルは、200日移動平均水準の1.1460ドルを上回っている限り上昇基調。

  ・ドル・円103円75銭、ユーロ・ドル1.2160ドル、ユーロ・円126円30銭、ポンド・ドル1.3400ドル、ドル・スイス0.8860フランで寄り付いた。

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