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• FXニュース：2021年02月05日（金）00時00分  

  【ＮＹ為替オープニング】ドル続伸、雇用関連指標が改善

  ●ポイント

  ・英中銀：金融政策据え置き、市場予想通り
  ベイリー英中銀総裁：「インフレ率が急伸」「4Qの成長、予想以上に強かった」「もしインフレ見通しが弱回れば、MPCは行動へ」
  ・カプラン米ダラス連銀総裁「まだ困難を脱したわけではない」
  ・イエレン財務長官「市場が完全に機能しているか確認する必要」
  　
  　4日のニューヨーク外為市場では明日の雇用統計への期待にドルが続伸している。また、世界中でワクチン接種した人数が感染者総数を上回ったことも、新型コロナウイルス感染がいずれ収束に向かうとの期待につながりリスク選好の動きも優勢となっている。

  最新の雇用関連指標の改善を受けて、明日発表が予定されている1月雇用統計で、雇用が増加に再び改善するとの期待にドル買いが続いた。先行指標となる先週分新規失業保険申請件数はコロナウイルス感染第3波が始まった11月以降で最小となった。1月ADP雇用統計も前月比＋17.4万人と、12月-7.8万人からプラスに改善。12月分も-12.3万人から-7.8万人へ上方修正された。ISM非製造業指数1月分の雇用は55.2と、12月に48.7と50を割り込み活動の縮小を示したのち、再び拡大に回復している。

  英国中銀は金融政策決定会合において、市場の予想通り政策金利を0.1％、資産購入規模を895億ポンドに据え置いた。注目のマイナス金利を巡り、中銀は導入する意向があるとのシグナルを送りたくないが、将来、万が一に備え、準備を開始することが適切としたためポンドが急伸している。

  イエレン米財務長官は「市場が完全に機能しているか確認する必要がある」とし、ゲームストップなど一部銘柄を巡る個人投資家の取引で株式市場が乱高下した問題について、金融規制当局と協議している。

  ・ドル・円は、200日移動平均水準の105円58銭を下回る限り下落基調。
  
  ・ユーロ・ドルは、200日移動平均水準の1.1098ドルを上回っている限り下落基調。
  
  ドル・円105円20銭、ユーロ・ドル1.1999ドル、ユーロ・円126円25銭、ポンド1.3640ドル、ドル・スイスは0.9015フランで寄り付いた。

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