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• FXニュース：2021年02月18日（木）00時08分  

  【ＮＹ為替オープニング】FOMC議事要旨に注目

  ●ポイント

  ・米・1月鉱工業生産：前月比＋0.9％（予想：+0.4％、12月：+1.3％←+1.6％）
  ・米・1月設備稼働率：75.6％（予想：74.8％、12月：74.9％←74.5％）
  ・米・1月生産者物価指数（PPI）：前月比＋1.3％（予想：+0.4％、12月：+0.3％）
  ・米・1月生産者物価コア指数：前月比＋1.2％（予想：+0.2％、12月：+0.1％）
  ・米・1月生産者物価指数：前年比＋1.7％（予想：+0.9％、12月：+0.8％）
  ・米・1月生産者物価コア指数：前年比＋2.0％（予想：+1.1％、12月：+1.2％）
  ・米・1月小売売上高：前月比＋5.3％（予想：+1.1％、12月：-1.0％←-0.7％）
  ・米・1月小売売上高(自動車除く)：前月比＋5.9％（予想：+1.0％、12月：-1.8％←-1.4％）
  ・米・2月NAHB住宅市場指数（予想：83、1月：83）
  ・米・12月企業在庫（前月比予想：+0.5％、11月：+0.5％）
  ・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月26-27日開催分)
  ・中国休場（旧正月）

  　17日のニューヨーク外為市場では米連邦準備制度理事会（FRB）が公表する連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月26-27日開催分)に注目が集まる。インフレ急伸懸念がくすぶり米国債相場は続落。米債利回りは1年ぶり高水準となった。金利先高感からドル買いも継続している。

  新型コロナウイルス感染件数が減少、さらにワクチン接種ペースの加速で年後半の経済回復期待が強まっているほか、原油高でインフレ急伸への懸念が強まりつつある中、FRBは慎重な姿勢を維持している。FRBは年始めてのFOMCで市場の予想通り大規模な金融緩和策を維持することを決定した。FRBがインフレの上昇が一時的との見方を繰り返し、引き締めに転じるのは当分先になることが改めて表明されるとドルの上昇も限定的となる可能性がある。

  先週発表された消費者物価指数はインフレの抑制が示されたためインフレ急伸への懸念が後退していたが、1月生産者物価指数（PPI）は前月比＋1.3％と伸びは少なくとも2009年来で最大。変動の激しい燃料や食料品を除くコア指数は前月比＋1.2％と、伸びは予想+0.2％を上回り少なくとも2010年来で最大となったほか、前年比でも＋2.0％と、伸びは予想外に12月+1.2％から拡大し2019年9月来で最大となった。また、1月小売売上高も前月比＋5.3％と、5カ月ぶりのプラス。伸びは予想+1.1％を上回り6月来で最大を記録した。昨年末に成立した追加経済対策の一環の政府による国民への現金供給が奏功しインフレ急伸への懸念が再燃しつつある。

  ・ドル・円は、200日移動平均水準の105円51銭を下回る限り下落基調。
  
  ・ユーロ・ドルは、200日移動平均水準の1.1747ドルを上回っている限り上昇基調。
  
  ドル・円106円00銭、ユーロ・ドル1.2063ドル、ユーロ・円127円92銭、ポンド1.3870ドル、ドル・スイスは0.8954フランで寄り付いた。

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