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【GMOクリック証券】圧倒的人気で100万口座達成!最短即日で取引可能!

  • 2025年12月02日(火)23時10分

    【NY為替オープニング】世界国債相場軟調に連れ米長期金利が上昇、ドル下げ止まる

    ■注目ポイント
    ・欧・ユーロ圏失業率(10月) 6.4%(予想6.3%、9月6.3%)
    ・欧・ユーロ圏消費者物価指数(11月) 2.2% (予想2.1%、速報+2.1%)
    ・ボウマン米連邦準備制度理事会(FRB)副議長が下院金融サービス委員会で金融規制監督に関する公聴会参加、
    ・経済協力開発機構(OECD)「世界経済成長率:2025年+3.2%、2026年2.9%」「米2025年+2.0%(前回+1.7%)、2026年+1.7%(+1.5%)、ユーロ圏2025年+1.3%(+1.2%)、+1.2%(+1.0%)」「日本2025年+1.3%(+1.1%)、2026年+0.9%(+0.5%)

    2日のNY外為市場では、世界国債相場に連動する形で米国債相場が続落し、長期金利上昇に伴いドルが下げ止まった。1日には日本国債がけん引し世界国債相場の続落となった。本日の日本の国債相場は反発も米国債相場は続落し、10年債利回りは4.11%まで上昇しドルの買戻しにつながった。本日は経済指標の発表はない。OECDは米国、ユーロ圏、日本の成長率見通しを引き上げ。世界経済見通しは据え置き。関税にもかかわらず世界経済は驚く程底堅いと指摘している。

    米短期金融市場は12月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げをほぼ100%近く織り込んだ。ドルの上値も限定的か。本日は、ボウマン米連邦準備制度理事会(FRB)副議長が下院金融サービス委員会で金融規制監督に関する公聴会に参加予定だが、12月FOMCを控えFRBがブラックアウト期間中にあるため、経済、金融政策に関する言及は回避される。

    米国消費者信頼感指数が乏しく、経済をけん引する消費動向を探る上では年末商戦の動向に注目が集まる。米国のサイバーマンデーの売り上げの伸びは欧州を下回つたと報じられている。労働市場の減速も明らかになりつつある。政府機関閉鎖のため政府のデータが限定的となる中発表された全米の製造業活動を示す米供給管理協会(ISM)発表のISM製造業景況指数11月分は48.2と、10月48.7から改善予想に反し、悪化し、7月来で最低となった。活動の拡大と縮小の境目となる50を9カ月連続で割り込み、活動縮小圏となった。調査結果は製造業が依然通商政策の不透明感や高コストが影響し、停滞している証拠となった。重要な項目となる新規受注は47.4と、10月49.4から低下し、7月来で最低。3カ月連続で活動縮小圏となった。材料コストは58.5と、予想外に58.0から上昇した。関税や鉄、アルミ価格上昇が影響し、14カ月連続で拡大圏を維持した。雇用は44.0と、46.0から低下。8月来で最低で、10カ月連続の活動縮小圏となった。おおよそ25%の回答者が雇用鈍化を報告しており、2020年半ば以降で最高。需要が弱く、価格は上昇、雇用も予想外に鈍化する低調な結果で、12月利下げの思惑を後押しする結果となった。

    12月9日、10日の2日間に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)までに発表される金融政策決定に重要な指標としては、唯一コア個人消費支出(PCE)価格指数のみ。政府機関閉鎖の影響で、最新雇用統計や消費者物価指数(CPI)の発表はない。コアPCE価格でインフレ最近のインフレ基調は判断可能となるが、労働市場状況では、ADP雇用統計やJOLT求人件数などを参考にしていくことになる。FRBは金融政策決定判断で困難に直面する。

    ・ドル・円、200日移動平均水準148.01円。

    ・ユーロ・ドル、200日移動平均水準1.1439ドル。

    ニューヨーク市場はドル・円156円04銭、ユーロ・ドル1.1618ドル、ユーロ・円181円28銭、ポンド・ドル1.3210ドル、ドル・スイス0.8044フランで寄り付いた。

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松崎美子