闇株新聞プレミアム | 闇株新聞

闇株新聞プレミアム l 闇株新聞

  • 毎週月曜日・ほか随時
  • 2,552円/月(税込)

【お知らせ】2015/07/14 ザイ・オンラインで連載「週刊闇株新聞」がスタート!
2014/06/18 闇株新聞編集部の『闇株新聞プレミアム』創刊(購読申込み受付中!)

ブログ「闇株新聞」をさらに掘り下げた深いテーマや世界経済・マーケットに対する闇株的見解、書き切れなかった事件の裏側などをメルマガならではのボリュームのある内容で配信。
学校やニュースでは教えてくれない経済の真理に、出会えるかも!?

無料サンプル

無料サンプル

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【DIAMOND PREMIUM MAILMAGAZINE】闇株新聞プレミアム

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/


     闇株新聞のプレミアムメルマガ

            本当の闇株新聞を読みませんか? ≪Vol.219-1/5≫
                              6月27日号

/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今┃週┃の┃目┃次┃
━┛━┛━┛━┛━┛

□■1. メインテーマ1 ☆予想外だった英国のEU離脱決定を受けて大混乱の世界金融市場☆

□■2. メインテーマ2 ☆日本人はどこから来た? 日本は誰が建国した? その3☆

□■3. 今週の相場観コーナー

□■4. お勧め「書籍」コーナー

□■5. 質問コーナー

□■6. お知らせ

本日は5通にわけてメルマガを配信します。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


┏┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏┏┏┏ 1.メインテーマ1
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


★☆★ 予想外だった英国のEU離脱決定を受けて大混乱の世界金融市場 ★☆★



 昨日(日曜日)に先行配信したところから、その1)には主に英国の最新状況を書き加え、本日(月曜日)の東京市場を加味して、その3)を新たに書き加えてあります。


 以下、本文です。



 英国のEU離脱決定も予想外でしたが、それを受けた世界の金融市場の「過剰反応」もさらに予想外でした。


 先週までの2週間で世界経済・金融市場の「きしむ音」がきこえると書いていたら、単に微震で外に飛び出すどころか、(英国のEU離脱が微震だとはいいませんが)本当に建物が崩壊してしまったようなものです。


 いつも書いているように「答えはすべて相場の中にある」と考えるのですが、本日(6月27日)はまだ離脱決定から2営業目なので、まだまだ確実なイメージが掴めているわけではありません。しかし直感、経験、理論をすべて動員して書いていくことにします。



■■ その1  英国のEU離脱は何が問題なのか? ■■


 いつも書くように、これは100%英国の国内政治問題だったはずです。結果を受けて辞任を発表した残留派のキャメロン首相を追い落とすには、同じ保守党のボリス・ジョンソンなど反キャメロン勢力が離脱を掲げて独立党などを抱き込み、国民投票で勝つことだけを狙い、とりあえず成功しました。


 つまり日本でも安倍首相が消費増税を再延期したため、民進党など野党は「財政再建を無視している(消費税を上げるべきだった)」「(消費増税を延期せざるを得ないほど)アベノミクスは日本経済を低迷させた」などと主張せざるを得ないことと似ています。まあ「勢い」がだいぶ違っていただけです。


 この際、離脱すれば英国経済がどうなるとか、EU主要国の反応がどうなるかなどは後回しにして、とにかく国民投票で勝てばなんとかなるだろうとだけ考えていたような気がします。
 

 また実際に離脱となれば、離脱をEU本部に通告して2年以内にEUや加盟国や世界各国との間に通商を含む「ありとあらゆる条約」を締結しなければならないという「気の遠くなるような作業」が必要となります。


 どうも離脱派はこの離脱通告とその後の交渉までキャメロンにやってもらうつもりだったようですが、それを察したキャメロンがさっさと辞任を発表してしまったため、離脱派が離脱通告とその後の交渉を行わざるを得なくなってしまいました。つまりこの後の各国との交渉がうまくいかなければ(うまくいくはずがありません)その責任追及がモロに離脱派にかかってくることになります。


 それに加えてEU主要国も英国の離脱派を必要以上に冷遇するはずなので(甘い顔をするとそれぞれの国内で離脱派が勢いを得るため)、余計にこれからの交渉が難航するはずで、これも離脱派にすればやや想定と違っているはずです。


 実際、先週末(6月25日)に急遽集まったEUオリジナルメンバーの6か国外相は、英国に対して離脱交渉を早く(今週早々にも)始めるように促すことで一致したようで、これも離脱派にとっては想定外だったはずです。離脱派にとっては、EU加盟国は英国離脱の弊害を少しでも軽減するため英国に対していろいろ妥協してくると期待していたようですが、「早く出ていけ」と言われてしまったことになります。


 そもそもこういう問題を、単純な1人1票の国民投票で決めてしまってよかったのか?となります。幸か不幸か日本ではそういう手順になっていませんが、仮に日米安保の継続を単純な1人1票の国民投票で決めようとしたら、たぶん否決されて、日本は次の日に中国、ロシア、北朝鮮などから侵略されて消滅してしまうことになります。


 例えが適当でないかもしれませんが、英国のEU離脱とはまさにこのような結果になってしまったものと考えます。


 もう1つの問題は、英国のEU離脱は、たぶんスコットランドと北アイルランドの独立問題につながります。ウェールズだけは離脱賛成が多かったようですが、もともとこれらは英国とは別の国で、さまざまな歴史的な背景があり今日の「英国」に含まれています。もっとわかりやすく言えば大英帝国が当時の国力で強引に併合してしまっていただけです。


 そして今回は、本来はEUに残留したかったスコットランドと北アイルランドまで一緒に離脱することになってしまい、当然のように独立問題が再燃します。


 アイルランドはもともと1801年に大英帝国が併合したのですが、1840年代に「ジャガイモ飢饉」で多数のアイルランド国民が餓死しても「知らん顔」でした。北アイルランドは、そのアイルランドが1919~21年の独立戦争で独立した後もプロテスタントが多い北部6州だけ大英帝国にとどまった経緯があり、アイルランドとも親しいとは言い難く、すぐに独立ということにはならないと思いますがいろいろゴタゴタしそうです。


 これに対してスコットランドでは、2014年に一度独立の国民投票(否決)を経験しており、さっそくスコットランドのスタージョン自治政府首相はスコットランド独立に向けて国民投票の準備を始めると表明しています。


 つまり英国のEU離脱とは、単に英国が経済的に欧州で孤立するだけでなく、唯一の英国の存在感であるシティの金融産業も大きな打撃を受け、さらには国家まで分裂する恐れまであることになります。


 スコットランドや北アイルランドが(ウェールズも)経済・財政的に英国の足を引っ張っていることは事実ですが、少なくともスコットランドは2年以内に英国から独立してしまうような気がします。


 そうなるとどうなるのか?ですが、もともと現在の英国王室のルーツはスコットランドのスチュワート家なので、すんなりと英国・スコットランドの同君統治となるはずです。スコットランドにおける英国王室の人気は英国に決して劣らず、国としてのまとまりも(古臭い言葉ですが国体も)維持されるはずです。


 細かいところですが、スコットランドには過去にエリザベスという名の国王は存在しないため、エリザベス女王は英国王・エリザベス2世ですが、スコットランド国王・エリザベス1世となるはずです。ちなみに英国王のエリザベス1世は、スコットランド王室のメアリー・スチュワートを捕えて幽閉の後に処刑しているため、スコットランドでは余計にその存在を無視するはずです。


 そんなことよりも仮にスコットランドが独立すると、そのままEUにとどまれるのか?ポンド(正確にはスコットランド・ポンド)の使用は継続できるのか?希望すれば(諸手続きを踏めば)ユーロに参加できるのか?などの問題は残りますが、とりあえずシティ(ロンドン)が享受している世界の(とくに欧州の)金融センターとしての地位が、かなりエジンバラ(スコットランド)に奪われる可能性があります。


 今までの英国はEU加盟国であるためシティの金融機関はEU加盟国に自由に進出できるなどのメリットがあったからですが、その地位がエジンバラだけでなく、同じように英語が使えてもっとコストの安いアイルランドのダブリンなどにも奪われてしまうことは明白です。


 つまり英国のEU離脱とは、こういう経済・金融・国際政治などを一切考えずに、単純に英国の国内政治問題として1人1票の単純な国民投票で離脱としてしまったわけで、これからそのツケが山ほど出てくるはずです。
 

 ところが英国では「早くも」EU離脱は間違いだったと再投票を求める署名(議会に対する正式のオンライン請願です)が250万も寄せられているそうです。かといってすぐに「はい、再投票!」とはなりませんが、何でも離脱に賛成票を投じた英国民のなかには「EUって何?」「離脱って、どこから離脱するの?」なども理解せず、雰囲気で離脱に投票してしまったものの、今頃になって「えっ?そんなことになっているの?」と慌てている者も「少なからず」いるそうです。

 
 しかし最大の問題は、そうでなくても「きしむ音」を聞いていた世界の金融市場を大混乱に陥れてしまったことで、さらに大変に困ったことに日本の金融市場が最も大きな混乱に襲われていることです。


 見てきたように英国のEU離脱における多方面の混乱は、まさにこれから本格的になり、それだけ各国の(とくに日本の)金融市場への混乱もまさに始まったばかりとなります。
 

 それではこれからの世界の(というより日本の)金融市場をどう考えればよいのか?ですが、それぞれあまり今までの連続線上で考えられない水準に入り込んでいます。そこでとりあえず直感的に考えることにします。いくら理論的に考えても「理路整然と外れる」ことも多いので、とりあえず直感的に考えて後から(必要なら)修正することにします。



■■ その2  とりあえず円相場と日経平均はどう考えればよいのか? ■■


 まだ英国のEU離脱決定から2営業日しかたっておらず、混乱が収まったとも思えませんが、とりあえず先週末(6月24日)の各市場の位置を過去と比較して直感的に考えてみます。先週の本メルマガで民主党政権・白川日銀総裁時代まで遡って解説してありますので、そこは最小限の引用にとどめますが、先週の記事は時間があったら辞書代わりに読み返してみてください。



¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
2/5に続きます




※メールマガジンを一部抜粋して掲載しています。


☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆
          初回申込み20日間無料体験実施中♪
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆
月額:2,552円(税込)
発行:毎週月曜日
事件の裏側、企業のグレーな話など、メルマガならではのボリュームのある内容で闇株的見解をお届けします。

購読はコチラから 20日間無料体験中!

著者

著者

闇株新聞編集部
やみかぶしんぶんへんしゅうぶ
闇株新聞

正体は明かしていない。
人気ブログ「闇株新聞」で「オリンパス事件」「AIJ投資顧問事件」といった経済事件をきっかけに、信頼のおける解説でコアな読者をつかんでいる。
著書に『闇株新聞 the book』(ダイヤモンド社)など。