6月7日(木)■『欧州債務問題への思惑』と『金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)』、そして『米・新規失業保険申請件数の発表』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『欧州債務問題への思惑』と『金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)』、そして『米・新規失業保険申請件数の発表』にあり。

米国の経済指標は、
・21時30分：米)新規失業保険申請件数
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・10時30分：豪)失業率＆新規雇用者数
・16時15分：ス)消費者物価指数
・17時30分：英)サービス業PMI
・23時00分：加)Ivey購買部協会指数
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・20時00分：英)BOE政策金利＆声明発表＆BOE資産購入枠発表
・23時00分：米)バーナンキFRB議長の議会証言
・ECB金融政策の結果発表明け
・日本政府・日銀によるドル買い介入の実施や思惑
・欧州債務懸念や政局不安(燻り続ける)
・金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
・他の金融市場の動向(米株式や国債・長期金利、金、原油、米国以外の株式など)
・欧州各国の国債の動向(入札が相次ぐ、入札状況や利回りが焦点)
・米国の追加金融緩和観測(日米金利差への思惑や米長期金利、ドルに影響)
・日本の追加金融緩和観測(日米金利差への思惑やドルに影響)
・世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。


★★★

ECB金融政策の結果発表明け。

米国の経済指標は、新規失業保険申請件数がメイン。

米国の株式市場の動向は、金融市場の方向性を見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)や金・原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。

今週の為替相場は、先週末に引き続いてドル円以外のドルストレートにおけるドル売りと欧州通貨や資源国通貨の買い戻し、そしてドル円の上昇が優勢となっている。

昨日の相場では、週明けのロンドン勢による円売り・ドル買いでドル円が上昇したほか、ドラギECB総裁による追加金融緩和に前向きな発言で欧米の株式市場が大きく上昇してリスク選好の流れが加速、欧州通貨や資源国通貨が大きく買われた。

本日は、引き続き欧州債務問題への思惑や金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)、米国の追加金融緩和観測での方向性にも注視したい。
その他、新規失業保険申請件数の発表や日本政府・日銀によるドル買い介入への思惑にも注意。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・10時30分：豪)失業率＆新規雇用者数
→発表での影響は非常に大きい

・16時15分：ス)消費者物価指数
→発表での影響はまずまず

・17時30分：英)サービス業PMI
→発表での影響はなかなか

・20時00分：英)BOE政策金利＆声明発表＆BOE資産購入枠発表
→サプライズはなく、今後への言及次第。ポンドが動くキッカケにはなりやすい

・21時30分：米)新規失業保険申請件数
・23時00分：米)バーナンキFRB議長の議会証言
→2つの時間に1種類の経済指標と１種類の要人発言。どちらも注目度は高く、相場が変動するキッカケになりやすい。しかし、欧米の株式市場の動向が最も重要になりそう

・23時00分：加)Ivey購買部協会指数
→発表での影響はまずまず


6月4日～の週の為替相場の焦点(ユーロドル及びドル円が中心)は以下
▼米国の雇用統計の発表明け
▼ベージュブックの公表
▼日本政府・日銀によるドル買い介入の実施や介入に対する警戒感
▼RBAとBOE及びECB、BOCの金融政策の結果発表(特に、RBAとECBに注目)
▼英国が4日(月)・5日(火)と休場となる
▼欧州債務懸念や政局不安(燻り続ける)
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼主要な経済指標の発表(米国が主体)
▼欧州各国の国債の動向(入札が相次ぐ、入札状況や利回りが焦点)
▼米国の長期金利の動向(日米金利差への思惑やドルに影響)
▼米国の追加金融緩和観測(日米金利差への思惑や米長期金利、ドルに影響)
▼日本の追加金融緩和観測(日米金利差への思惑やドルに影響)
▼世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場の動向

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6月7日(木)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆影響度)	市場 予想値	前回 発表値
・ECB金融政策の結果発表明け
09:00		米)イエレンFRB副議長の発言	B	要人発言
10:30		豪)失業率	◎	5.1%	4.9%
		↑・新規雇用者数		±0万人	+1.55万人
14:00		日)景気動向指数【速報値】 [一致CI指数/先行CI指数]	×	96.5	96.7
				95.1	96.4
14:45		ス)失業率	△	3.0%	3.1%
16:15		ス)消費者物価指数 [前月比/前年比]	○	±0.0%	+0.1%
				-1.0%	-1.0%
17:30		英)サービス業PMI	○	52.4	53.3
18:45		米)ローゼングレン：ボストン連銀総裁の発言	B	要人発言
20:00		英)BOE政策金利＆声明発表	◎	0.50% 据え置き	0.50% 据え置き
		↑・BOE資産購入枠発表	◎	3250億 据え置き	3250億 据え置き
		南ア)製造業生産 [前月比/前年比]	×	-0.3%	-4.3%
				+0.6%	-2.7%
21:30		米)新規失業保険申請件数	AA	37.8万件	38.3万件
23:00		加)Ivey購買部協会指数	○	54.5	52.7
		米)バーナンキFRB議長の議会証言	A	要人発言
25:10		米)ロックハート：アトランタ連銀総裁の発言	B	要人発言
26:15		米)コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁の発言	B	要人発言
28:00		米)消費者信用残高	C	+110.00億	+213.55億
28:30		米)フィッシャー：ダラス連銀総裁の発言	B	要人発言
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のもの。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 重要ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 当コンテンツについての 免罪事項・ご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

リスク選好の流れ継続で、ロングヨリで

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様子見

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