米ドル/円は日足レンジが152.58～154.77円から153.57～154.86円に更新され、ダウ理論では上昇継続中と判断される。介入があってもなくても、日足レンジ下限の153.57円を割れない限り下げない。介入と同時に売りで乗るなら、153円台半ばで売り逆指値、損切り逆指値を155円付近に置くことが考えられる。こうした注文を出しておけば、米ドル/円相場を見ていないくても、相場が下げれば注文が成立する。

米ドル/円が152円を超え、ダウ理論で買った人はすでに200pips以上の利益が乗っているはずだ。150.25円か、150.80円の下に置いた損切りの決済逆指値注文は成立せず、米ドル/円は上昇しているため、すでに損切り値を建値の上に移動させて損失回避している人も多いだろう。100年以上使われて有効性が認められているダウ理論を使うと、損失が出ない状況にしたうえで、利益だけを追求できる。私はこうしたトレードが大好きだ。

米ドル/円が152円台に乗せれば、ダウ理論では買いポジションを持つ。現在の日足レンジは150.25～151.96円だが、4月5日（金）に150.80円まで下げる動きがあり、151.96円をわずかにでも上回れば、日足レンジ下限が150.25円から150.80円に切り上がる。そのため、買いポジションの損切りは150.80円の下に置く。米ドル/円は過去、約25円幅のレンジで切り替わっている。これが続くなら、152円を超えた場合、175～180円に上昇する可能性もある。日本当局は125～150円の意向かもしれない。

米ドル/円は151.96円と2022年高値151.93円をわずかに3銭上抜けたが、この高値更新には意味がある。日足レンジが上に切り上がったでなく、週足、月足でもダウ理論が上向きに転換して上昇する可能性がある。日足ではまず、150～152円をどちらに動き出すか注目だ。1時間足では151.20～151.82円のわずか62pips内の動きがずっと続いている。もし介入となると暴力的な動きになるので、買いポジションの損切りなど資金管理に注意することになる。

米ドル/円の152円はとても大きく重要な壁だ。超えれば日足、週足、月足レンジを上抜け、青天井で170円方向へ向かいやすい。また、152円超えで日本の金融当局が介入すれば、市場が円安容認と受け取る可能性があり、介入効果が薄れてしまう。逆に、152円は死守するという強い意思を示すなら、介入で150.25円を割りこませれば日足チャートが崩れやすく効果的で、そのことも当局は理解している。

米ドル/円は日銀の政策変更で150円を上抜けた。日足レンジ上限の150.71円を上抜けると日足は再び上向きになる可能性がある。コラムを見て148.91円割れで出来た売りポジションはマイナスになっていて、気分がいいものではないだろうが、これが相場だ。150円台で損切りすれば、151.71円超えで損切りするより損失が減るが、こうした自分の感情に基づく判断は、あまりオススメしない。151.71円を超えず、1時間足で本日12時足安値148.89円を割り込めば、下へ向かう可能性が出てくるからだ。

米ドル/円はダウ理論のとおり148.91円を割り込み、米雇用統計の前日から下げ始めた。メルマガ会員やコラム読者の方々は、先週の時点で200pips以上の利益になっていたはずだ。米ドル/円相場のレベルが全体的に上がっており、数年前より値動きが激しい通貨ペアとなる可能性がある。ダウ理論と適切な取引方法を使うことで、値動きが激しい相場に張り付かなくても、値動きに乗ることができる。

米ドル/円は148.91～150.87円の日足レンジで膠着して3週間目だ。150.87円を超えれば151円台に相場の壁があり、そこも上抜ければ170円方向の可能性が出てくる。148.91円を割れれば、ダウ理論が下向きに転換し、21日SMAの点からも下げる可能性が高くなる。相場が傾かないということは、米ドル/円相場にトレンドがないということ。トレンドがない相場は難しい相場だ。待つことが試される相場となっている。

米ドル/円は148.91～150.87円の日足レンジ内での推移が2週間続いている。相場が膠着する理由はいろいろあるだろうが、どれが本当なのかはわからない。チャートに従えば、日足レンジ下限の148.91円を下抜けない限り、上昇の可能性は続く。日足レンジ上限の150.87円の上抜けがダマシになることを警戒する人もいるが、その場合、日足レンジ下限が148.91円から149.67円に繰り上がるため、そこを割り込めば上昇はいったん終了となる。

米ドル/円は日足レベルでは上昇の流れが続いていて、150.87円の2月13日（火）高値を上抜けるかが注目だ。ただ、151.89円には週足レンジ上限、151.93円に月足レンジ上限という大きな壁があり、日足の上昇トレンドも終盤となっている可能性を考えることになる。152円の歴史的高値を突破すれば、巷で言われている170円とか180円ということが起きるかもしれないが、日本当局も当然把握しているだろう。

米ドル/円は2月9日高値（金）149.56円を上抜けるかに注目している。直近の日足レンジは149.56～147.61（2月7日安値）円だが、149.56円を上抜けず147.61円を割り込むと、ダウ理論が下向きに転換する。21日移動平均線も割り込み、移動平均線の点からも下げやすくなる。149.56円を上抜けたあと、新たな日足レンジ下限となった148.91円を割り込んでも、ダウ理論が下向きに転換にし、148円台半ばの重要ポイントを下抜けると、下げる可能性が高まる。日足レンジ幅が相場上昇とともに縮小しており、上昇トレンドが終盤の可能性がある。

米ドル/円は昨日、148.79円をわずか9pips更新して148.88円まで上昇した。日足レンジが148.79～144.34円から148.88～145.88円に更新され、ダウ理論では上値を試す展開となっている。ただ、149円台後半から150円にかけて相場の壁が厚く、上値は引き続き重くなりやいため、上昇が止まる可能性を考えておく方が現実的だ。買いポジションを保有しているなら、維持して上昇に期待しつつ、決済は昨日安値の下に置いて、下方向に動き出した場合に備えるという戦略を取れる。

米ドル/円は148.79円を上抜けない限り、月末でもFOMCでも上昇しない。相場が動き出す場所をチャートから読み取るのが大事だ。148.79円を上抜けできない場合、米ドル/円は144.34～148.79円の日足レンジ内でランダムな動きが続くことになる。レンジの中ではランダムな動きになりやすく、わからない相場では手を出さない方が賢明だ。

米ドル/円の147円台半ばは、買いポジションを撤退すべきポイントだ。148.79円を超えずに147円台半ばを割り込めば、日足は上向きを維持したま調整に入る。148.79円を超えて147円台半ばを割り込めば、日足は上昇から下落に転換する。

2024年のユーロ/米ドルは直近レンジ、日足週足レンジ、月足レンジの3層の壁を超えるかに注目している。直近レンジは1.10～1.0850ドル付近で、ここを抜けないと日足週足レンジの1.11ドル台半ば～1.07ドル付近に近づくことはできず、さらにその外側には月足レンジの1.1275～1.0447ドルが相場の壁として存在している。現在は迷って値動きが真ん中に集束しているが、こうした状況のユーロ/米ドルがどう動くかで、2024年の米ドル相場の動きも見えてきそうだ。

米ドル/円は140～146円のレンジをどちらに抜けるかに注目している。140.24円は週足でも日足でも安値で、ここを割ればもう一段下げるはずだが、138～137円にある壁に止められそうだ。145.97円を超えると、日足レンジが上に更新して上昇するとともに、週足はレンジの上限となる151.89円に向けて調整が広がることになる。

米ドル/円の月足は151.93円と127.21円のレンジで、2024年も151.93円を上抜けない限り下げる可能性が高い。まず138～137円の壁を下抜けできるかが注目点で、週足の下値抵抗や21月移動平均線を見ても、138～137円は重要なポイントとなる。137円を下抜ければ、月足では127円が下値目途となるが、週足では下値抵抗が並んでおり、下げが一気に続くとは考えにくく、途中で戻す場面もあるだろう。

日銀会合など重要指標前は、ほぼ必ずレンジ相場になる。ポジション調整が入って値動きが続かなくなり、トレンドが止まるからだ。重要指標の結果を待って相場に張り付いている専業の方もいるが、チャートから取引戦略を考え、レンジ超えにあらかじめ注文を置けば、専業でなくても十分に利益を狙えるため、副業FXの方にはオススメだ。

米ドル/円が141.61円までフラッシュクラッシュして、日足レンジは147.48円までの約6円幅となった。日足レンジの上か下のどちらかを抜けないと、動きは出ないため、様子見でいいだろう。1時間足では下値を切り上げ、米雇用統計の高値145.20円を上抜けて上昇したが、日足レンジの上限である147.48円を上抜けない限り、日足に方向性は出てこない。年末最後のFOMCや日銀会合があっても、大事なのは日足レンジを超えるかどうかだ。

FX取引で欲が強いと安易にポジションを作ったり、損切り設定を狭くしがちだ。チャート分析によって、損切り幅はエントリー前にわかることであり、自分都合の損切り設定は何も意味がないことだ。損切り幅が広ければ取引を見送ってもいいのに、欲があることで取引してしまい、損をしてしまいかねない。お金持ちは欲を抑えた投資をしやすく、さらにお金持ちになりやすい。少し余裕を持った取引を行うことで、自分のポジションに対するギリギリで不利な状況を回避できる場合もある。