5月27日(金)■『欧州の債務不安』と『金融市場のリスク許容度』、そして『週末要因』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『欧州の債務不安』と『金融市場のリスク許容度』、そして『週末要因』にあり。

米国の経済指標は、
・米)個人所得/個人支出/PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター
・米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】
・米)中古住宅販売保留
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・日)全国消費者物価指数＆【除生鮮】
・ス)KOF先行指数
・独)消費者物価指数【速報値】＆【コア】
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・週末要因
・G8サミット(フランス・ドービル、26日・27日開催)
・米国の主要企業決算発表
・欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャ債務問題で大きく反応している)
・金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが燻り続けている)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・ECBの金融政策への思惑
・米国の金融政策への思惑
・金融当局者や要人による発言
・大手ヘッジファンドの決算期である点
・来週に、米国の雇用統計の発表を控える点
などの要因に注意。

★★★

週末金曜日で、G8サミットが開催中。

本日の米国の経済指標の発表は、ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】と中古住宅販売保留がメイン。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。

直近の金融市場は、欧州の債務不安が燻り続け、リスク許容度による流れが相場の方向性を先導している。
ただ、今週半ばからは、株式市場や商品市場が反発したことで、リスク回避の流れに対しても巻き戻しが出ている。

本日も、欧州の債務不安での影響や金融市場のリスク許容度による方向性が重要となるだろう。
その他、複数発表される注目度の高い米国の経済指標や週末要因にも注意したい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・08時30分：日)全国消費者物価指数＆【除生鮮】
→注目度はそれなりにあるが、反応は限定的か

・18時30分：ス)KOF先行指数
→相場の気分次第

・時刻未定：独)消費者物価指数【速報値】＆【コア】
→相場の気分次第

・21時30分：米)個人所得/個人支出/PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター
・22時55分：米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】
・23時00分：米)中古住宅販売保留
→3つの時間に3種類の経済指標。どの経済指標も注目度及び影響度はなかなか。本日は、指標1つ1つの発表直後の小変動よりも週末の方向性を見極めて上手く流れにのりたいところ。ロンドンフィキシングや週末クローズに向けての変動に注意


5月23日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャ債務問題で大きく反応している)
▼金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが燻り続けている)
▼主要国の株式市場(米国中心)
▼主要経済指標(米国中心)
▼金や原油などの商品市場
▼ECBの金融政策への思惑
▼米国の金融政策への思惑
▼米国の長期金利の動向
▼今週相次ぐ、米国の長期国債の入札(24日・2年債、25日・5年債、26日・7年債)
▼金融当局者や要人による発言
▼大手ヘッジファンドの決算期である点
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
▼G8サミット開催
▼中東・北アフリカ問題
▼中国の景気動向及び金融政策
▼米国の主要企業の決算発表
▼来週に、米国の雇用統計の発表を控える点

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5月27日(金)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・週末金曜日 ・オバマ大統領が欧州歴訪(24日～28日) ・G8サミット(フランス・ドービル、26日・27日開催) ・NATO議会会議(ブルガリア、27日～30日開催)
08:01		英)GFK消費者信頼感調査	△	-31	-31
08:30		日)全国消費者物価指数	○	+0.3%	±0.0%
		↑・全国消費者物価指数【除生鮮】		+0.6%	-0.1%
		日)東京消費者物価指数	△	+0.1%	-0.1%
		↑・東京消費者物価指数【除生鮮】		+0.2%	+0.2%
08:50		日)小売業販売額	△	-6.2%	-8.5%
		↑・大型小売店販売額	×	-1.3%	-7.7%
15:00		英)ネーションワイド住宅価格 [前月比/前年比]	△	+0.1%	-0.2%
				-1.7%	-1.3%
17:00		欧)マネーサプライM3	×	+2.4%	+2.3%
18:00		欧)消費者信頼感【確報値】	×	-	-9.7
18:30		ス)KOF先行指数	○	2.22	2.29
未定		独)消費者物価指数【速報値】 [前月比/前年比]	○	±0.0%	+0.2%
				+2.3%	+2.4%
		↑・消費者物価指数【コア】【速報値】 [前月比/前年比]		+0.1%	+0.3%
				+2.7%	+2.7%
21:30		米)個人所得	BB	+0.4%	+0.5%
		↑・個人支出		+0.5%	+0.6%
		↑・PCEデフレーター[前年比]		+2.2%	+1.8%
		↑・PCEコア・デフレーター [前月比/前年比]		+0.2%	+0.1%
				+1.0%	+0.9%
22:55		米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】	A	72.4	72.4
23:00		米)中古住宅販売保留 [前月比/前年比]	A	-1.0%	+5.1%
				-	-11.5%
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

レンジと週末に向けての流れを見極めて

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ロンドンフィキシングや週末クローズに向けての流れをメインに

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