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■米ドル/円は直近のサポートレベルを下抜けなかった

 為替市場でも当然、これまでの調整が起きています。

 下のＩＭＭ（国際通貨先物市場）のポジション動向を見ていただくとわかりますが、市場のポジションは、かなり、ドルショート・円ロングに傾いています。

ＩＭＭ（国際通貨先物市場）のポジション状況

（詳しくはこちら → 経済指標/金利：シカゴＩＭＭ通貨先物ポジションの推移）

 その調整で、米ドル/円も堅調に買い戻しの動きに転じてきました。

 週明け４月18日（月）早朝には、一時107.794円まで窓を開けて一気に売り込まれたものの、直近のサポートレベルとして意識されていた４月11日（月）の安値107.632円を下抜けることができないまま、ショートカバーが強まる展開となりました。

米ドル/円 ４時間足

（リアルタイムチャートはこちら → FXチャート＆レート：米ドル/円 ４時間足）

■110円近くまで戻ってきているが、これはポジション調整

 前回のコラムでは、110円あたりが戻りの１つのメドと言っていましたが、４月21日（木）には、一時109.899円まで上昇。その近辺にまで戻ってきています。

【参考記事】
●円高が反転する要因はないので戻り売り！ だが、日銀が禁じ手に手を出すなら別問題（４月14日、今井雅人）

 市場では、110円のオプションに絡むポジションが有象無象に存在していることもあって、ストップロスなども観測されているようです。

 ただ、この動きはあくまでもポジション調整によるものであって、市場のトレンドが変わってきているとまでは考えていません。

 あくまでも、週明け４月18日（月）の突っ込み売りに対するショートカバーが強まっているということでしょう。

 戻りのメドを慎重に見極めたいと思っています。

【ザイＦＸ！編集部からのお知らせ】

 当コーナーの執筆者・今井雅人さんについては、以下のザイスポＦＸ！の記事でも取り上げています。こちらの記事もぜひ、ご覧ください。

【参考記事】
●446万円の利益でＦＸトレードバトル１位！ 「まさと」の正体は今井雅人さんだった!!!!

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