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■テーパリングの思惑が台頭し、日本国債利回り急上昇

 しかしながら米ドル/円は、そんなお祭りムードの中に入っていけていません。

 日銀が１月25日（水）の国債オペで「超長期債のみのオペに終わった」ことをきっかけに、債券市場では「テーパリング」（※）に対する思惑が台頭。

（※編集部注：「テーパリング」とは、量的緩和政策により、進められてきた資産買い取りを徐々に減少し、最終的に購入額をゼロにしていこうとすること）

 日本国債の利回りが急上昇する場面も見られました。

日本10年物国債利回り １時間足

（出所：Bloomberg）

■調整が終われば、米ドル/円は再び上昇か

 ＩＭＭ（国際通貨先物市場）の直近（１月17日現在）のポジションを見ましたが、まだまだ高水準の米ドル/円のロングポジションが残っていました。

 予想以上に、ポジションが整理されていないようです。

 市場は、いまだに目先の材料に振らされながらポジション調整を続けていると見ておいた方が良いでしょう。

ＩＭＭ（国際通貨先物市場）のポジション状況（米ドル/円）

（詳しくはこちら → 経済指標/金利：シカゴＩＭＭ通貨先物ポジションの推移）

 ある程度の調整が終われば、やはり、米ドル/円は再び上昇していくと見ています。もう少しの間、市場の状況を見極める時間が欲しいところです。

米ドル/円 日足

（リアルタイムチャートはこちら → FXチャート＆レート：米ドル/円 日足）

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