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田向宏行
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

とても注目されるFOMCいよいよ
期待が続いてきただけにリスクオフが怖い

2012年09月13日(木)17:59公開 (2012年09月13日(木)17:59更新)
持田有紀子

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 昨日の注目はドイツの憲法裁であった。だれもが違憲判決なんて出すなんて思っていない。とにかく妙に期待だけが高まっていた。確かにこれが通過すれば、来月の初旬にもESMが正式に稼働するのだから、その重要性は高い。

 それでも想定の範囲内と言いながら、欧州の信用不安の解消に役立つという期待もあって、欧州序盤からユーロドルは前日の高値であった1.2870を越えてきた。日本時間の17時ごろには発表されるということだったので、その時間に向かってユーロは高いままだ。 

 実際の判決では「条件付き」で合憲ということになったようだ。私は為替レートしか見ていなかったので、ファーストアクションでユーロドルが急に下がったときは、まさか違憲の判断でも出たのではないかと疑った。早過ぎて目で追えなかったが、チャートで見るとユーロドルは1.28台の前半まで押し込まれたことになっている。

 すぐに1.2860あたりまで戻ってきた。ちょっと怖いが買ってみよう。1.2862で買ってみた。15ポイントのアゲインストですぐにやめるつもりだ。しかしユーロ相場はかなりチョッピーになっているので、投げ売りする瞬間に間に遭わないリスクもある。少しでもフェイバーになれば、その時間を利用して即座にOCO注文を入れるしかない。

 やや15分ほどもんだ後、1.2900をチョロっとなめて、1.2890くらいで落ち着いた。私は速攻で1.2915と1.2875ではさんだOCOの売り注文を出した。これで最悪でもロスからは免れる。安心した成果、急激にユーロが動かなくなった。こうなってくると時間切れということで利食い売りにさらされるのではないかとの恐怖も出てきた。

 も上手い具合に自分のロスカットゾーンまでは届かず、1時間ほど経過して、ようやくもう一度の1.29台トライとなった。1.2910にかなりのストップ注文が置かれていたようで、一気にユーロ相場は上昇。私の利食いもダンになった。あまりにも神経を擦り減らすような、こんな状態でのトレードは私の通常のやり方ではないのだが、この際はいたしかたがない~。

 私は事務仕事を抱えていたので、ずっと書き物をしていたのだが、21時過ぎにちょっと余裕ができて見てみると、再びユーロドルが1.28台にまで沈んでいるではないか!ちょっとさっきのステージでユーロの買いポジションがたまってしまったのかもしれない。多少のポジション調整は必要だろう。ここでのディップがどこまでか。これが明日からの相場展開にも重要になってくるだろう。

 結局、ユーロドルは私の利食いした局面での高値である1.2936が昨日の高値となり、その後の押し目は1.2876までだった。そして本日のアジア時間ではその2個のレートにはらまれながら、徐々にユーロドルは値を上げてきた。15時以降にユーロドルの上値攻めをやったが、昨日の高値を越えられず。昨日の高値がテクニカル的にレジスタンスとして聞いているようだ。ちょっとした失敗感もあって、ユーロドルは徐々に重くなりつつある。

 さて今夜は1時半にFOMCの発表である。そして3時からアウトルック。その少し後でバーナンキ議長の会見だ。6月初旬に発表された雇用統計が悪かったという時点から見れば、3カ月という時間が緩和期待ということで経過した。その間、アメリカの代表的な株価指数であるS&P先物は6月4日の1262ポイントから昨日の高値である1440まで、ゆうに14%も上がっている。

 さてこれを正当化できるだけの金融緩和を実施するのかどうか。緩和した場合よりも、しなかった場合のほうが影響が大きいだろう。そのときには当然、大きなリスクオフとなる。ドルも買い戻され、ユーロドルは200ポイントくらいは簡単に落ちるだろう。しかし実際のところはバーナンキ議長がいろいろな場面で「金融緩和」という言葉を使っており、彼の念頭にあることが伺われ、それゆえに緩和があっても不思議ではないという楽観論に導いた。

 それなのに期待通りにやらなかった場合は、市場との対話を怠ったとか、マーケットをミスリードしたと物議を醸すだろう。私は「超低金利を2015年まで延長」するだけに留まるものと見ている。債券購入などはやらないと思う。果たして…。


日本時間 17時30分
 


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