2015年の米ドル/円最終目標は135.20円!?
さらなる株高・円安が進むとみる理由は？

2014年12月25日(木)15:38公開 (2014年12月25日(木)15:38更新)

今井雅人

■2015年もさらなる株高・円安が進むだろう

当コラムも、2014年最後の更新となりました。１年間、みなさんにお読みいただいたことに心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。2015年もどうぞよろしくお願いします。

さて、今回は2015年の相場を少し考えてみたいと思います。

結論から言えば、2015年もさらなる株高・円安が進むと考えています。特に前半は、その傾向が強くなるのではないかと思っています。

日経平均日足

世界の通貨ＶＳ円日足

まず、足元の米国経済を見ると、非常にしっかりとしています。

雇用統計の数字も改善していますし、ＧＤＰ成長率なども堅調です。

こうした傾向を受けて、ＦＯＭＣ（米連邦公開市場委員会）は、2014年10月末に量的緩和を終了しました。2015年は、いよいよゼロ金利政策を終了する年になってきます。

いつごろ金利の引き上げが始まるかという問題ですが、先日イエレンＦＲＢ（米連邦準備制度理事会）議長は、会見の中で、「これから２回のＦＯＭＣでは金利を上げない」という発言をしました。

ということは、裏を返せば、３回目からは上げる可能性があるということになります。

３回目のＦＯＭＣは、2015年４月に開催される予定になっていますので、４月には、利上げが開始される可能性があるということをまず頭に入れておく必要があると思います。

【参考記事】
●下値堅い米ドル/円は再び120円超へ！原油急落は年末の調整材料に使われただけ（12月18日、今井雅人）

金利の引き上げが始まれば、米ドル高要因になってくるわけですので、春先には、さらなる米ドル高の展開があるかもしれないということになります。

米ドルＶＳ世界の通貨日足

次に国内の事情ですが…

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